ファクタリング審査に落ちた理由と対策|次こそ通るための完全ガイド【2026年最新】
この記事の監修者
FundBridge ファクタリングスペシャリスト
監修者 FundBridge編集部
「ファクタリングの審査に落ちてしまった…」
「どうして通らなかったんだろう…」
このような不安を抱えている経営者の方は、決して少なくありません。特にキャッシュフローが厳しい状況で審査に落ちると、「次はどうすればいいのか」と焦る気持ちが押し寄せてきますよね。
結論からお伝えすると、ファクタリング審査に落ちても、原因を特定し適切な対策を取れば、再申請で通過できる可能性は十分にあります。ファクタリングは銀行融資と異なり、利用者自身の信用情報よりも「売掛先の信用力」や「売掛債権の内容」が重視されるため、審査に落ちた原因を正しく理解すれば、改善策を講じることができるのです。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
この記事で分かること
- ファクタリング審査に落ちる12の原因と自己診断チェックリスト
- 審査落ち後、今日から実践できる具体的な改善策
- 他社で落ちた人でも通りやすいファクタリング会社の選び方
- 審査に通るための8つのポイントと悪徳業者の見分け方
【結論】ファクタリング審査に落ちる原因は大きく3つに分類される
ファクタリングの審査に落ちてしまった場合、その原因は大きく3つのカテゴリーに分類されます。まずは自分がどのカテゴリーに該当するのかを把握することが、次のステップへの第一歩となります。
ファクタリングは「売掛債権の売買(債権譲渡)」であり、融資とは異なる取引です。そのため、審査で重視されるポイントも銀行融資とは大きく異なってきます。銀行融資では利用者の信用情報や財務状況が最重要視されますが、ファクタリングでは「売掛先がきちんと代金を支払ってくれるかどうか」が最も重要な審査ポイントとなるのです。
原因①:売掛先(取引先)に問題がある
ファクタリング審査で最も重視されるのが、売掛先(あなたの取引先)の信用力です。ファクタリング会社は売掛債権を買い取った後、売掛先から代金を回収する必要があります。そのため、売掛先の経営状態が悪かったり、倒産リスクが高かったりすると、審査に通りにくくなってしまいます。
具体的には、売掛先が経営難に陥っている場合や、売掛先が個人事業主である場合、売掛先との取引実績が浅い場合などが、審査落ちの原因として挙げられます。ファクタリング会社にとって、売掛先の信用力は「買い取った債権がきちんと回収できるかどうか」を判断する最重要ポイントなのです。
例えば、売掛先が上場企業や官公庁であれば審査に通りやすい一方で、設立間もない会社や財務状況が不透明な会社が売掛先の場合は、審査が厳しくなる傾向があります。これは、ファクタリング会社が、リスクを最小限に抑えるために行う当然の判断といえるでしょう。
原因②:売掛債権(請求書)に問題がある
売掛先の信用力に問題がなくても、売掛債権そのものに問題がある場合は審査に落ちることがあります。e-Gov法令検索で確認できる民法の規定に基づき、債権譲渡には一定のルールがあり、それに反する債権は買取対象外となる可能性があるのです。
売掛債権に関する問題としては、支払期日(支払いサイト)が長すぎる、債権譲渡禁止特約が付いている、売掛金の金額が少なすぎる(または高額すぎる)、二重譲渡や架空債権の疑いがある、すでに不良債権化している、といったケースが挙げられます。
特に注意が必要なのが「債権譲渡禁止特約」です。これは、売掛先との契約書に「この債権を第三者に譲渡してはならない」という条項が含まれている場合を指します。2020年4月の民法改正により、債権譲渡禁止特約があっても債権譲渡自体は有効とされるようになりましたが、ファクタリング会社によっては、トラブルを避けるために譲渡禁止特約付きの債権を敬遠するケースもあります。
原因③:利用者(申込者)自身に問題がある
ファクタリングは融資ではないため、利用者の信用情報は審査においてそれほど重視されません。しかし、利用者自身に問題がある場合は、審査に落ちることがあります。
利用者側の問題としては、提出書類に不備や不足がある、申込時の態度や対応に問題がある、3社間ファクタリングで売掛先の同意が得られない、反社会的勢力との関係が疑われる、といったケースが考えられます。
特に書類の不備は意外と多い審査落ちの原因です。請求書の日付が古い、金額に誤りがある、取引の実態を証明する書類が不足している、といった問題があると、ファクタリング会社は「本当に存在する債権なのか」「架空の取引ではないか」と疑わざるを得なくなります。書類は正確かつ完全に揃えることが、審査通過への近道となるのです。
【自己診断】あなたの審査落ち原因を特定するチェックリスト
ファクタリング審査に落ちた原因を特定するために、以下のチェックリストを活用してみてください。該当する項目が多いカテゴリーが、あなたの審査落ちの主な原因である可能性が高いです。このチェックリストを使えば、次にどのような対策を取るべきかが明確になるでしょう。
売掛先チェック(5項目)
以下のチェックリストで、あなたの売掛先に問題がないか確認してみましょう。
□ 売掛先の経営状態に不安がある(赤字続き、支払い遅延の噂など)
□ 売掛先が設立3年未満の会社である
□ 売掛先が個人事業主やフリーランスである
□ 売掛先との取引実績が3回未満である
□ 売掛先が反社会的勢力に関係している可能性がある
上記に2つ以上該当する場合は、売掛先に起因する審査落ちの可能性が高いです。この場合は、別の売掛先に対する売掛債権で再申請することを検討してみてください。経営状態が安定している大企業や上場企業、官公庁などを売掛先とする債権であれば、審査に通りやすくなります。
売掛債権チェック(5項目)
売掛債権そのものに問題がないか、法務省の債権譲渡に関する説明も参考にしながら確認してみましょう。
□ 売掛金の支払期日が申込日から60日以上先である
□ 取引契約書に「債権譲渡禁止」の条項がある
□ 売掛金の金額が10万円未満または1億円以上である
□ 同じ売掛債権を他のファクタリング会社にも申し込んでいる
□ 請求書を発行したが、まだ納品や役務提供が完了していない
上記に該当する項目がある場合は、売掛債権の内容を見直す必要があります。支払期日が近い債権を選び直したり、譲渡禁止特約のない取引先の債権を選んだりすることで、審査通過の可能性が高まります。
利用者自身チェック(5項目)
最後に、申込者であるあなた自身に問題がなかったか、全国銀行協会の資料なども参考にしながら振り返ってみましょう。
□ 提出した書類に記載ミスや不足があった
□ 本人確認書類や事業実態を証明する書類が不十分だった
□ 申込時の電話対応やメール対応が横柄だった
□ ファクタリング会社からの質問に曖昧な回答をした
□ 3社間ファクタリングで売掛先への連絡を拒否した
利用者側に問題がある場合は、書類を完璧に揃え直し、誠実な態度で再申請することが大切です。ファクタリング会社の担当者も人間ですから、信頼できる相手と取引したいと考えるのは当然のことです。
診断結果別の対策早見表
チェックリストの結果に応じて、以下の対策を検討してみてください。
| 主な原因 | おすすめの対策 |
|---|---|
| 売掛先に問題あり | 別の売掛先の債権で再申請、審査柔軟な会社に乗り換え |
| 売掛債権に問題あり | 支払期日の短い債権を選択、譲渡禁止特約のない債権を選択 |
| 利用者側に問題あり | 書類の完璧な準備、丁寧な対応を心がける |
| 複合的な問題 | 複数社への相見積もり、3社間ファクタリングも検討 |
この診断結果を踏まえて、次のセクションでは各原因についてさらに詳しく解説していきます。
ファクタリング審査に落ちる12の具体的な理由【詳細解説】
ここからは、ファクタリング審査に落ちる具体的な理由を12パターンに分けて詳しく解説していきます。自分がどのパターンに該当するかを把握することで、効果的な対策を立てることができるようになります。
理由①:売掛先の経営状態が悪い・倒産リスクがある
ファクタリング審査で最も重視されるのが、売掛先の経営状態です。ファクタリング会社は、買い取った売掛債権の代金を売掛先から回収する必要があるため、倒産リスクの高い企業への売掛金は買い取りを躊躇します。
具体的には、売掛先が赤字決算を続けている場合、売掛先に対する他社からの取り立てが行われている場合、売掛先の支払いが頻繁に遅延している場合などは、審査に通りにくくなります。
対策としては、経営状態が安定している売掛先の債権を選んで申請することが有効です。上場企業、大手企業、官公庁などは信用力が高く評価されます。また、同じ売掛先でも、長期間取引を続けていて支払い遅延がない場合は、その実績をアピールすることで審査通過の可能性が高まることもあります。
理由②:売掛先が個人事業主・フリーランスである
売掛先が法人ではなく個人事業主やフリーランスの場合、審査に通りにくくなる傾向があります。個人事業主は法人と比較して、事業の継続性や信用力の面で不安定な要素があると見なされることが多いのです。
これは、個人事業主は法人と比べて財務情報の透明性が低く、事業の継続性も読みにくいためです。また、万が一支払いが滞った場合の回収も、法人相手より困難になるケースがあります。
ただし、すべてのファクタリング会社が個人事業主への売掛金を断るわけではありません。個人事業主向けの少額ファクタリングに特化した会社もありますので、そうした会社を選ぶことで審査に通る可能性があります。
理由③:売掛先との取引実績が浅い・継続性がない
売掛先との取引実績も、審査において重要なポイントとなります。
初めての取引や、まだ数回しか取引がない相手に対する売掛金は、「本当に支払われるのか」という点で不確実性が高いと判断されます。継続的な取引があり、過去に支払い遅延がないことが証明できれば、ファクタリング会社は安心して買い取ることができるのです。
対策としては、取引実績のある売掛先の債権を優先的に選ぶことが有効です。また、複数回の取引履歴や、過去の入金記録(通帳のコピーなど)を提出することで、取引の実在性をアピールすることもできます。
理由④:売掛債権の支払いサイト(期日)が長すぎる
売掛金の支払期日(支払いサイト)が長すぎる場合も、審査に落ちる原因となります。
一般的に、ファクタリング会社は支払期日が60日以内の売掛債権を好む傾向があります。これは、支払期日が遠いほど、その間に売掛先の経営状態が変化するリスクが高まるためです。また、長い支払いサイトはファクタリング会社にとっての資金拘束期間も長くなるため、リスクとコストの両面から敬遠されがちです。
90日や120日といった長い支払いサイトの債権しかない場合は、支払期日の短い債権が発生するのを待つか、支払期日の短い取引先との債権を優先して申請することを検討してみてください。
理由⑤:売掛債権に債権譲渡禁止特約がついている
契約書に「債権譲渡禁止特約」が含まれている場合、ファクタリング会社によっては買い取りを断られることがあります。e-Gov法令検索で確認できる民法第466条では、債権は原則として自由に譲渡できると定められていますが、当事者間で譲渡を禁止する特約を結ぶことも認められています。
2020年4月の民法改正により、債権譲渡禁止特約があっても譲渡自体は有効となりましたが、特約違反を理由に売掛先から損害賠償を求められるリスクがあるため、ファクタリング会社によっては慎重になるケースがあります。
対策としては、取引契約書を確認し、譲渡禁止特約のない取引先の債権を選ぶことが有効です。また、譲渡禁止特約付きの債権でも買い取り可能なファクタリング会社を選ぶという方法もあります。
理由⑥:売掛債権の金額が少なすぎる・高額すぎる
売掛金の金額も審査に影響します。各ファクタリング会社は買取可能額の下限と上限を設けており、その範囲外の金額は対象外となります。
少額の売掛金は、ファクタリング会社にとって審査や契約にかかるコストと収益のバランスが取れないため、断られることがあります。一方、高額すぎる売掛金は、万が一回収できなかった場合のリスクが大きいため、より慎重な審査が行われます。
ビートレーディングのように30万円から買取可能な会社もあれば、ペイトナーファクタリングのように1万円から対応している少額特化の会社もあります。自分の売掛金額に合ったファクタリング会社を選ぶことが重要です。
理由⑦:二重譲渡・架空債権の疑いがある
同じ売掛債権を複数のファクタリング会社に譲渡しようとする「二重譲渡」や、実在しない取引を装った「架空債権」は、詐欺行為に該当します。
ファクタリング会社は、二重譲渡や架空債権を防ぐために厳格な審査を行っています。請求書の内容に不自然な点がある場合や、取引の実在性を証明する書類が不十分な場合は、疑いをかけられて審査に落ちることがあります。
これを防ぐためには、請求書だけでなく、契約書、納品書、発注書、メールのやり取りなど、取引の実在性を証明できる書類を できるだけ多く提出することが大切です。正当な取引であることを明確に示せれば、審査通過の可能性は高まります。
理由⑧:不良債権化している・回収見込みがない
すでに支払期日を過ぎて回収が滞っている売掛金(不良債権)は、ファクタリングの対象外となります。
ファクタリングは「将来回収が見込まれる売掛債権」を買い取るサービスです。すでに支払いが遅延している債権や、売掛先が支払い拒否の意思を示している債権は、回収の見込みが立たないため買い取りの対象にはなりません。
対策としては、支払期日前の健全な売掛債権を選んで申請することが基本です。支払い遅延が発生している場合は、まず売掛先との間で問題を解決してから、別の債権でファクタリングを検討してください。
理由⑨:利用者の提出書類に不備・不足がある
意外と多いのが、書類の不備による審査落ちです。
ファクタリングの審査では、一般的に以下の書類が必要となります。
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 会社の登記簿謄本(法人の場合)
- 決算書または確定申告書
- 売掛先との契約書
- 請求書
- 通帳のコピー(入金実績の確認用)
これらの書類に記載ミスがあったり、一部が欠けていたりすると、審査がストップしてしまいます。申込前に書類を再度確認し、不明点があればファクタリング会社に事前に問い合わせておくことをおすすめします。
理由⑩:利用者の態度・対応に問題がある
ファクタリング会社の担当者とのコミュニケーションも、審査に影響することがあります。
申込時の電話対応が横柄だったり、質問に対して曖昧な回答を繰り返したりすると、「この人と取引して大丈夫だろうか」という不安をファクタリング会社に与えてしまいます。また、虚偽の説明をしたり、重要な情報を隠したりすることは絶対に避けるべきです。
ファクタリング会社も「信頼できる相手と取引したい」と考えているのは当然のことです。誠実な態度で、質問には正直に答え、必要な情報は積極的に開示する姿勢が大切です。
理由⑪:3社間ファクタリングで売掛先の同意が得られない
3社間ファクタリングとは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者で契約を結ぶ方式です。この方式では、売掛先にファクタリングを利用することを通知し、同意を得る必要があります。
売掛先がファクタリングの利用に同意しない場合、3社間ファクタリングは成立しません。売掛先が「取引先が資金繰りに困っているのではないか」と不安を感じて同意しないケースもあります。
この場合は、売掛先への通知が不要な2社間ファクタリングを検討することをおすすめします。2社間ファクタリングは手数料が高くなる傾向がありますが、売掛先に知られずに利用できるというメリットがあります。
理由⑫:利用者が反社会的勢力との関係を疑われている
ファクタリング会社は、反社会的勢力との取引を厳しく禁止しています。
反社会的勢力との関係が疑われる場合、たとえそれが事実でなくても審査に通らないことがあります。これは、ファクタリング会社がコンプライアンスを守るために必要な措置です。
万が一、誤解を受けている場合は、その誤解を解くための説明や証拠を提出することが必要になるかもしれません。通常のビジネスを行っている事業者であれば、この点で問題になることはほとんどありません。
審査に落ちた後すぐにやるべき5つのアクション
ファクタリング審査に落ちてしまった場合、ショックを受けるのは当然のことです。しかし、落ち込んでいる時間はありません。資金繰りの問題は待ってくれないからです。
ここでは、審査落ち後にすぐ実践できる5つのアクションを、時間軸に沿ってご紹介していきます。
【今日中】審査落ちの原因を問い合わせる
まず最初にすべきことは、ファクタリング会社に審査落ちの原因を問い合わせることです。すべての会社が詳細を教えてくれるわけではありませんが、多くの場合、ある程度のヒントは得られます。
ビートレーディングをはじめとする大手ファクタリング会社では、審査に落ちた理由について一定の説明をしてくれることがあります。「売掛先の信用力に懸念がある」「書類が不足している」など、おおまかな理由が分かれば、次の対策を立てやすくなります。
問い合わせの際は、感情的にならず、冷静に「改善のために理由を教えていただけますか」と丁寧にお願いすることが大切です。担当者も人間ですから、誠実な姿勢で接することで、より詳しい情報を得られる可能性が高まります。また、「別の売掛債権であれば検討可能か」「どのような条件であれば再審査に応じてもらえるか」といった点も併せて確認しておくと良いでしょう。
【今日中】別の売掛債権で再申請を検討する
審査に落ちた原因が売掛先や売掛債権にある場合は、別の売掛債権で再申請することを検討してみてください。複数の取引先を持つ事業者であれば、より信用力の高い取引先の債権を選ぶことで審査通過の可能性が高まります。
例えば、以下のような売掛先の債権は審査に通りやすい傾向があります。
- 上場企業への売掛金
- 大手企業(売上高100億円以上など)への売掛金
- 官公庁・地方自治体への売掛金
- 長期間の取引実績がある企業への売掛金
手元に複数の売掛債権がある場合は、最も信用力の高い売掛先の債権を優先的に選びましょう。一度に複数の債権を申請できるファクタリング会社もありますので、相談してみることをおすすめします。
【3日以内】他のファクタリング会社に申し込む
一社で審査に落ちても、他のファクタリング会社では通る可能性があります。ファクタリング会社によって審査基準は異なるため、「A社では落ちたがB社では通った」というケースは珍しくありません。
OLTAやQuQuMoなど、オンライン完結型のファクタリング会社は、独自のAI審査を導入しており、従来型の会社とは異なる視点で審査を行っています。また、アクセルファクターのように「審査通過率93%」を謳う会社もあり、他社で落ちた方でも審査に通る可能性があります。
複数のファクタリング会社に同時に申し込むこと(相見積もり)は問題ありません。むしろ、条件を比較するためにも複数社への申し込みは推奨されています。ただし、同じ売掛債権を複数の会社に譲渡する「二重譲渡」は違法ですので、最終的に契約するのは1社だけにしてください。
【1週間以内】書類の不備を改善して再チャレンジ
書類の不備が審査落ちの原因だった場合は、書類を完璧に揃え直してから再申請しましょう。
ファクタリング審査で一般的に必要とされる書類は以下の通りです。
法人の場合:
- 登記簿謄本(発行から3ヶ月以内)
- 決算書(直近2〜3期分)
- 代表者の本人確認書類
- 売掛先との契約書
- 請求書
- 通帳のコピー(売掛先からの入金履歴が確認できるもの)
個人事業主の場合:
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 確定申告書(直近1〜2年分)
- 売掛先との契約書
- 請求書
- 通帳のコピー
書類を揃える際は、コピーが鮮明であること、日付や金額に誤りがないこと、必要なページがすべて揃っていることを確認してください。不明点があれば、申込前にファクタリング会社に問い合わせておくことで、書類不備による審査落ちを防ぐことができます。
【並行して】ファクタリング以外の資金調達も検討
ファクタリングの審査結果を待つ間、または審査に通らない場合に備えて、他の資金調達方法も並行して検討しておくことをおすすめします。
ファクタリング以外の主な資金調達方法としては、ビジネスローン、銀行融資、信用保証協会の保証付き融資、助成金・補助金、クラウドファンディングなどがあります。特にビジネスローンは、ファクタリングほど厳しい売掛先の審査がないため、売掛先に問題があって審査に落ちた方でも利用できる可能性があります。
ただし、ビジネスローンは「借入」であり、ファクタリングとは性質が異なります。借入は返済義務が生じ、利息がかかりますので、自社の状況に合った方法を慎重に選んでください。
審査に通るための8つのポイント【次こそ成功するために】
ファクタリング審査に通過するためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、審査通過率を高めるための8つのポイントを詳しく解説していきます。これらのポイントを意識して申請すれば、次こそ審査に通る可能性が大幅に高まるはずです。
ポイント①:信用力の高い売掛先の債権を選ぶ
審査通過のために最も重要なのが、信用力の高い売掛先の債権を選ぶことです。
一般的に以下のような売掛先は信用力が高いと判断されます。
- 上場企業
- 売上高100億円以上の大企業
- 設立10年以上で業績が安定している企業
- 官公庁・地方自治体
- 医療法人・学校法人などの公益法人
反対に、設立間もない会社、個人事業主、財務状況が不透明な会社などは信用力が低いと見なされがちです。複数の売掛先がある場合は、最も信用力の高い先の債権を選んで申請するようにしましょう。
また、同じ売掛先でも、継続的な取引実績があり、過去に支払い遅延がないことを証明できれば、審査で有利に働きます。通帳のコピーなどで入金履歴を示すことができれば、より効果的です。
ポイント②:国・地方自治体・大企業の売掛金を優先する
売掛先が国や地方自治体、公共団体である場合、ファクタリング審査で最も高い評価を受けることができます。
国や地方自治体は倒産するリスクがほぼないため、ファクタリング会社にとっては最も安心して買い取れる債権です。公共工事の請負代金や、行政からの委託業務の報酬などは、審査に非常に通りやすいといえます。
大企業(特に上場企業)への売掛金も同様に高く評価されます。上場企業は財務情報が公開されており、経営状態が把握しやすいためです。もし複数の売掛先があるなら、国・自治体・大企業への売掛金を最優先で申請することをおすすめします。
ポイント③:支払期日が短い売掛債権を選ぶ
売掛金の支払期日(支払いサイト)は短いほど審査に有利です。ファクタリング審査においては、支払期日が近い債権ほど高く評価されます。
一般的に、支払期日が申込日から30日以内の債権は審査に通りやすく、60日を超えると厳しくなる傾向があります。90日以上の支払いサイトの債権は、対応不可としているファクタリング会社も少なくありません。
複数の売掛債権がある場合は、支払期日が最も近いものを選びましょう。支払期日が近い債権は、ファクタリング会社にとってリスクが低く、買い取りやすいのです。
ポイント④:必要書類を完璧に揃える
書類の不備は、審査落ちの大きな原因の一つです。申込前に必要書類を完璧に揃えておきましょう。
特に以下の点に注意してください。
- 請求書の日付、金額、宛先に誤りがないか
- 契約書の署名・押印が完了しているか
- 本人確認書類の有効期限が切れていないか
- 登記簿謄本の発行日が3ヶ月以内か
- 通帳のコピーが鮮明で、必要な取引履歴が含まれているか
また、取引の実在性を証明するために、請求書だけでなく、契約書、発注書、納品書、メールのやり取りなどを追加で提出すると、審査がスムーズに進むことがあります。「この取引は本物である」ということを、できるだけ多くの証拠で示すことが大切です。
ポイント⑤:複数のファクタリング会社に申し込む
一社だけに申し込むのではなく、複数のファクタリング会社に相見積もりを取ることをおすすめします。
ファクタリング会社によって、審査基準は異なります。A社では審査に落ちても、B社では通るというケースは珍しくありません。また、手数料率も会社によって大きく異なるため、複数社を比較することで、より有利な条件で契約できる可能性があります。
3〜5社程度に同時に申し込み、審査結果と条件を比較した上で、最も条件の良い会社と契約するのが賢い方法です。相見積もりを取ることは業界では一般的なことであり、ファクタリング会社側も承知しています。
ポイント⑥:独立系のファクタリング会社を選ぶ
ファクタリング会社は大きく「銀行系」「ノンバンク系」「独立系」に分類されます。このうち、審査に通りやすいとされているのが「独立系」のファクタリング会社です。
ビートレーディングやOLTAなどの独立系ファクタリング会社は、銀行系と比較して審査基準が柔軟な傾向があります。銀行系は融資と同様の厳格な審査を行うことが多いのに対し、独立系は売掛債権の内容を重視した独自の審査基準を設けていることが多いのです。
特に、他社で審査に落ちた経験がある方は、独立系のファクタリング会社を中心に検討することをおすすめします。ただし、独立系の中にも審査基準は様々ですので、複数社に申し込んで比較することが大切です。
ポイント⑦:3社間ファクタリングも検討する
売掛先に知られたくないという理由で2社間ファクタリングを希望する方が多いですが、審査通過を優先するなら3社間ファクタリングも検討してみてください。3社間ファクタリングは売掛先の同意を得て行う取引であるため、2社間よりもリスクが低いと判断されます。
3社間ファクタリングのメリットは以下の通りです。
- 審査に通りやすい
- 手数料が2社間より安い(1%〜10%程度)
- 取引の透明性が高い
デメリットとしては、売掛先にファクタリングを利用していることが知られる点が挙げられます。しかし、ファクタリングは正当な資金調達手段であり、利用していることが、必ずしもマイナスイメージにつながるわけではありません。売掛先との関係性を考慮した上で、3社間ファクタリングを検討してみてください。
ポイント⑧:誠実な態度と丁寧な対応を心がける
ファクタリング会社の担当者とのコミュニケーションも、審査結果に影響することがあります。
審査の過程では、担当者から様々な質問を受けることがあります。その際は、正直に、誠実に対応することが大切です。不都合な情報を隠したり、虚偽の説明をしたりすることは絶対に避けてください。
また、電話やメールでの対応も丁寧に行いましょう。横柄な態度や無愛想な対応は、「この人と取引しても大丈夫だろうか」という不安を担当者に与えてしまいます。ビジネスパートナーとして信頼される態度で臨むことが、審査通過への近道となります。
他社で落ちた人でも通りやすいファクタリング会社10選【2026年最新】
他のファクタリング会社で審査に落ちた経験がある方でも、審査に通る可能性のある会社をご紹介します。
以下の比較表を参考に、自社の状況に合った会社を選んでみてください。各社とも独自の審査基準を設けており、一社で落ちても別の会社では通るケースは珍しくありません。
| 会社名 | 取引形態 | 入金スピード | 手数料 | 買取可能額 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ビートレーディング | 2社間/3社間 | 最短2時間 | 2%〜 | 30万〜3億円 | 審査柔軟・オンライン完結可 |
| OLTA | 2社間 | 最短即日 | 2%〜9% | 制限なし | AI審査・個人事業主OK |
| QuQuMo | 2社間 | 最短2時間 | 1%〜14.8% | 制限なし | オンライン完結・手数料安い |
| ペイトナーファクタリング | 2社間 | 最短10分 | 10% | 1万〜100万円 | 少額・フリーランス特化 |
| アクセルファクター | 2社間/3社間 | 最短即日 | 2%〜20% | 30万〜1億円 | 審査通過率93% |
| 日本中小企業金融サポート機構 | 2社間/3社間 | 最短即日 | 1.5%〜10% | 制限なし | 一般社団法人の安心感 |
| ラボル | 2社間 | 最短60分 | 10% | 1万〜 | フリーランス・少額OK |
| ベストファクター | 2社間/3社間 | 最短即日 | 2%〜20% | 30万〜1億円 | 柔軟対応・全国対応 |
| えんナビ | 2社間/3社間 | 最短即日 | 5%〜 | 50万〜5000万円 | 24時間対応 |
| GMO BtoB 早払い | 2社間 | 最短2営業日 | 1%〜10% | 制限なし | GMOグループの信頼性 |
ビートレーディング
ビートレーディングは、累計買取額1,300億円以上、取引社数5.8万社以上の実績を持つ大手ファクタリング会社です。審査が柔軟で、他社で落ちた方でも相談に乗ってもらえることが多いと評判です。
最短2時間での入金に対応しており、急ぎの資金調達にも適しています。2社間・3社間の両方に対応しているため、売掛先に知られたくない方にも、手数料を抑えたい方にもおすすめできます。オンラインでの手続きも可能で、来店不要で契約まで完了できるのも魅力です。
審査では売掛先の信用力を重視しますが、取引実績や書類の内容を総合的に判断してくれるため、一概に「この条件だから落ちる」ということは少ないようです。まずは無料の査定を受けてみることをおすすめします。
OLTA(オルタ)
OLTAは、クラウドファクタリングのパイオニアとして知られる会社です。AI審査を導入しており、従来のファクタリング会社とは異なる視点で審査を行っています。
手数料は2%〜9%と業界でも低水準で、買取額に上限がないのも特徴です。法人だけでなく個人事業主にも対応しており、フリーランスの方でも利用できます。審査から入金までオンラインで完結するため、忙しい経営者の方にも適しています。
OLTAの審査はAIが行うため、人間の担当者による主観的な判断が入りにくいという特徴があります。他社で担当者との相性が悪く審査に落ちた方でも、OLTAでは通る可能性があります。
QuQuMo(ククモ)
QuQuMoは、オンライン完結型のファクタリングサービスで、手数料1%〜という業界最安水準を謳っています。審査も柔軟で、他社で落ちた方からの申し込みも歓迎しているとのことです。
最短2時間での入金に対応しており、必要書類も少なめです。法人・個人事業主どちらにも対応しており、買取額の上下限もありません。シンプルな料金体系と分かりやすいサービス設計で、初めてファクタリングを利用する方にもおすすめです。
オンライン完結型のため、全国どこからでも申し込みが可能です。地方在住の方や、来店の時間が取れない方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
ペイトナーファクタリング
ペイトナーファクタリングは、フリーランスや個人事業主に特化したファクタリングサービスです。1万円から利用可能で、少額の売掛金を持つ方でも申し込めるのが特徴です。
最短10分での入金という業界最速クラスのスピードを誇り、急ぎの資金調達に最適です。手数料は一律10%と明確で、追加料金もかかりません。審査も比較的柔軟で、法人向けファクタリングで落ちた個人事業主の方でも利用できる可能性があります。
ただし、買取上限が100万円と低めに設定されているため、大口の資金調達には向きません。少額・急ぎの資金調達に絞って利用するのがおすすめです。
アクセルファクター
アクセルファクターは、「審査通過率93%」を公式サイトで公表している、審査が柔軟なファクタリング会社として知られています。他社で審査に落ちた方でも、まずは相談してみる価値のある会社です。
2社間・3社間の両方に対応しており、手数料は2%〜20%と幅があります。買取可能額は30万円〜1億円で、中小企業の資金調達ニーズに幅広く対応しています。審査から入金まで最短即日で完了するため、急ぎの方にもおすすめです。
審査通過率93%という数字は、他社と比較しても高い水準です。もちろん、すべての申し込みが通るわけではありませんが、審査に不安がある方にとっては心強い会社といえるでしょう。
日本中小企業金融サポート機構
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人が運営するファクタリングサービスで、営利を目的としない組織ならではの良心的な手数料が魅力です。
手数料は1.5%〜10%と業界でも低水準で、買取額に上限もありません。2社間・3社間の両方に対応しており、売掛先に知られたくない方も、手数料を抑えたい方も利用できます。一般社団法人という組織形態から、信頼性を重視する方にも選ばれています。
審査では売掛先の信用力を重視しますが、相談に応じて柔軟に対応してくれるケースもあります。経営相談なども行っているため、資金調達だけでなく経営全般のサポートを求める方にもおすすめです。
ラボル
ラボルは、フリーランス向けのファクタリングサービスで、1万円から利用可能という少額対応が特徴です。最短60分での入金に対応しており、急ぎの資金調達にも適しています。
手数料は一律10%と明確で、分かりやすい料金体系が魅力です。審査もオンラインで完結し、必要書類も少なめです。法人向けファクタリングで審査に落ちた個人事業主やフリーランスの方でも、ラボルでは利用できる可能性があります。
フリーランス向けに特化しているため、個人事業主への売掛金でも審査対象となります。ただし、買取額の上限は公表されていないため、大口の資金調達には向かない可能性があります。
ベストファクター
ベストファクターは、柔軟な審査と全国対応が特徴のファクタリング会社です。他社で審査に落ちた方からの相談も受け付けており、個別の状況に応じた対応をしてくれます。
2社間・3社間の両方に対応しており、手数料は2%〜20%です。買取可能額は30万円〜1億円で、中小企業の資金調達ニーズに幅広く対応しています。審査から入金まで最短即日で完了するため、急ぎの方にもおすすめです。
特に、他社で落ちた理由に応じてアドバイスをくれるなど、きめ細かい対応が評判です。審査に不安がある方は、まずは無料相談を利用してみることをおすすめします。
えんナビ
えんナビは、24時間対応が特徴のファクタリング会社です。夜間や土日でも問い合わせが可能で、急ぎの資金調達にも対応しています。
2社間・3社間の両方に対応しており、手数料は5%〜です。買取可能額は50万円〜5000万円で、中堅・中小企業の資金調達に適しています。審査から入金まで最短即日で完了するため、スピードを重視する方にもおすすめです。
24時間対応という点は、日中は業務で忙しく、なかなか時間が取れない経営者の方にとって大きなメリットです。夜間や休日に問い合わせできるため、自分のペースで進められます。
GMO BtoB 早払い
GMO BtoB 早払いは、東証プライム上場のGMOペイメントゲートウェイが提供するファクタリングサービスです。大手企業グループが運営する安心感が魅力です。
手数料は1%〜10%と業界でも低水準で、買取額に上限はありません。2社間ファクタリングに対応しており、売掛先に知られずに利用できます。審査から入金まで最短2営業日で完了します。
上場企業グループが運営しているため、コンプライアンスが徹底されており、安心して利用できます。悪徳業者に引っかかりたくないという方には特におすすめです。
【注意】「審査なし」を謳うファクタリング会社は危険
ファクタリングを検討している方の中には、「審査なしのファクタリング会社はないか」と探している方もいるかもしれません。しかし、結論からお伝えすると、「審査なし」を謳うファクタリング会社は利用すべきではありません。
ここでは、その理由と悪徳業者の見分け方について解説していきます。
審査なしファクタリングが存在しない理由
正規のファクタリング会社で「審査なし」は存在しません。ファクタリングは売掛債権の買取という取引であり、買い取る債権の価値を判断するために審査は必ず行われます。
ファクタリング会社は、買い取った売掛債権の代金を売掛先から回収する必要があります。そのため、売掛先がきちんと支払ってくれるかどうか(信用力)、売掛債権が実在するものかどうか(真正性)、二重譲渡されていないかどうかなどを確認する審査は、ビジネスとして当然必要なプロセスなのです。
「審査なし」を謳っている業者は、そもそも正規のファクタリング会社ではない可能性が高いです。闇金融業者や偽装ファクタリング業者である可能性があり、利用すると深刻なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
悪徳業者・偽装ファクタリングの見分け方
悪徳業者・偽装ファクタリングには、以下のような特徴があります。
危険なサインはこれだ:
- 「審査なし」「誰でもOK」を強調している
- 契約前に高額な手数料や保証金を請求される
- 手数料率が50%以上など、法外に高い
- 契約内容の説明が曖昧、または説明を拒否する
- 会社の所在地や代表者名が不明確
- 固定電話がなく、携帯電話のみで連絡を取っている
- 契約書に「償還請求権あり」と記載されている
特に「償還請求権あり」の契約には注意が必要です。償還請求権とは、売掛先が支払わなかった場合に、利用者が買い戻しをしなければならないという条件です。これは実質的に「貸付」と同じであり、正規のファクタリングとは異なります。
償還請求権ありの契約に注意
「償還請求権あり(ウィズリコース)」の契約は、ファクタリングの形を借りた実質的な貸付である可能性があります。
正規のファクタリング(ノンリコース)では、売掛先が支払わなかった場合のリスクはファクタリング会社が負います。しかし、償還請求権ありの契約では、売掛先が支払わなかった場合、利用者が代わりに支払わなければなりません。これは融資と同じ構造であり、貸金業の登録なしに行うことは違法となる可能性があります。
契約を結ぶ前に、必ず「償還請求権なし(ノンリコース)」であることを確認してください。契約書に「償還請求権あり」「買戻し義務」などの文言がある場合は、契約を見送ることをおすすめします。
被害に遭った場合の相談先
万が一、悪徳業者による被害に遭ってしまった場合は、以下の機関に相談することができます。
- 消費生活センター・国民生活センター:消費者トラブル全般の相談
- 警察(最寄りの警察署):詐欺被害の相談・告訴
- 弁護士:法的対応の相談
- 金融庁 金融サービス利用者相談室:金融関連のトラブル相談
「おかしいな」と感じたら、一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。
ファクタリング以外の資金調達方法5選
ファクタリングの審査にどうしても通らない場合や、売掛債権がない場合は、他の資金調達方法も検討してみましょう。
ここでは、ファクタリング以外の主な資金調達方法を5つご紹介します。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自社の状況に合った方法を選んでください。
ビジネスローン・事業者ローン
日本政策金融公庫をはじめとする金融機関では、中小企業や個人事業主向けのビジネスローン(事業者ローン)を提供しています。ファクタリングと異なり「借入」となるため返済義務が生じますが、売掛債権がなくても利用できるのがメリットです。
ビジネスローンのメリットは、売掛債権の有無に関係なく申し込めること、まとまった資金を調達できること、用途が比較的自由であることなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、審査に時間がかかることがある(即日〜数週間)、返済義務があること、利息が発生することなどがあります。
ノンバンク系のビジネスローンは銀行より審査が柔軟な傾向があり、最短即日で融資を受けられるケースもあります。ファクタリングの審査に落ちた方でも、ビジネスローンなら通る可能性があります。
銀行融資・信用保証協会の保証付き融資
全国信用保証協会連合会が提供する信用保証制度を利用すれば、中小企業でも銀行融資を受けやすくなります。信用保証協会が保証人の役割を果たすため、担保や保証人がない企業でも融資を受けられる可能性があります。
信用保証協会の保証付き融資のメリットは、金利が比較的低いこと、返済期間が長く設定できること、まとまった資金を調達できることなどです。デメリットとしては、審査に時間がかかること(2週間〜1ヶ月程度)、保証料がかかること、審査が厳しいことなどがあります。
急ぎの資金調達には向きませんが、中長期的な資金繰り改善を目指すなら検討する価値があります。
請求書支払い代行サービス(支払い.comなど)
請求書支払い代行サービスは、ファクタリングとは異なるアプローチで資金繰りを改善するサービスです。これは、自社が支払うべき請求書(買掛金)の支払いを代行してもらい、その代金を後から支払うという仕組みです。
支払い.comなどのサービスでは、クレジットカードを使って請求書の支払いを最長60日間先延ばしにすることができます。これにより、手元の現金を温存しながら資金繰りを改善できます。
ファクタリングが「売掛金を早期に現金化する」サービスであるのに対し、請求書支払い代行は「買掛金の支払いを先延ばしにする」サービスです。売掛債権がない場合でも利用できるのがメリットですが、あくまでも支払いの先延ばしであり、根本的な資金調達とは異なります。
助成金・補助金の活用
中小企業庁では、中小企業向けの様々な助成金・補助金制度を紹介しています。返済不要の資金を得られる点が最大のメリットですが、申請から受給まで時間がかかることが多く、急ぎの資金調達には向きません。
主な助成金・補助金には、事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、雇用関係の助成金などがあります。
助成金・補助金は、対象となる事業や条件が細かく定められているため、自社が該当するかどうかを確認する必要があります。また、「後払い」が基本であり、いったん自社で費用を負担してから後で補助金が支給されるケースが多いため、その点も注意が必要です。
クラウドファンディング
経済産業省も推進しているクラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める方法です。新商品やサービスの開発資金を集めるのに適しています。
クラウドファンディングには、購入型(商品やサービスをリターンとして提供)、寄付型、投資型などの種類があります。購入型は最も一般的で、支援者に対して商品やサービスを提供する見返りに資金を集めます。
ただし、クラウドファンディングで資金を集めるには、魅力的なプロジェクトの企画と効果的なPRが必要です。また、目標金額に達しないと資金を受け取れない「All or Nothing」方式を採用しているプラットフォームも多く、確実に資金を調達できる保証はありません。
よくある質問(FAQ)
Q1. ファクタリング審査に落ちても、信用情報に傷はつきますか?
A: つきません。
ファクタリングは融資(借入)ではなく、売掛債権の売却(債権譲渡)です。そのため、CICやJICCなどの信用情報機関に記録が残ることはありません。審査に落ちた場合でも、落ちたという記録が残ることはありませんので、安心して複数の会社に申し込むことができます。
ただし、偽装ファクタリング(実質的な貸付)を行う悪徳業者を利用した場合は話が別ですので、正規のファクタリング会社を選ぶことが重要です。
Q2. 一度落ちた会社に再申請しても大丈夫ですか?
A: 可能です。ただし、落ちた原因を改善してから申請することをおすすめします。
同じファクタリング会社に再申請すること自体は問題ありません。ただし、同じ条件で申請しても結果は変わらない可能性が高いです。審査に落ちた原因を改善してから再申請するか、別の売掛債権で申請することで、審査に通る可能性が高まります。また、一定期間(1〜3ヶ月程度)を空けてから再申請することで、売掛先の状況変化などを考慮してもらえることもあります。
Q3. 赤字決算でも審査に通りますか?
A: 通る可能性はあります。
ファクタリング審査では、利用者(申込者)の業績よりも、売掛先の信用力が重視されます。そのため、利用者が赤字決算であっても、売掛先が上場企業や大手企業などの信用力の高い会社であれば、審査に通る可能性は十分にあります。ただし、赤字が続いている場合は「事業の継続性に問題があるのではないか」と判断されることもあるため、売掛先の信用力でカバーする形になります。
Q4. 税金を滞納していても利用できますか?
A: 会社によります。
税金の滞納があると、審査で不利になる傾向があります。これは、税金を滞納していると売掛金が差し押さえられるリスクがあるためです。ただし、すべてのファクタリング会社が税金滞納を理由に断るわけではありません。税金滞納がある方でも対応可能な会社もありますので、正直に状況を伝えた上で相談してみることをおすすめします。もちろん、可能であれば税金の滞納を解消してから申し込むのがベストです。
Q5. 個人事業主でもファクタリングは利用できますか?
A: はい、利用できます。
法人向けのファクタリング会社では個人事業主の利用を断るケースもありますが、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスも数多く存在します。ペイトナーファクタリング、ラボル、OLTAなどは個人事業主にも対応しています。法人向けサービスで審査に落ちた場合は、個人事業主向けのサービスに申し込んでみることをおすすめします。
Q6. 審査にどのくらい時間がかかりますか?
A: 即日〜3営業日程度が一般的です。
ファクタリングの審査時間は会社によって異なりますが、早いところでは最短30分〜2時間程度で審査が完了します。オンライン完結型のサービスは特にスピーディーな傾向があります。ただし、書類に不備があったり、追加の確認が必要になったりすると、審査に時間がかかることがあります。
急ぎの場合は、必要書類を完璧に揃えた上で、即日対応を明記している会社に申し込むことをおすすめします。
Q7. 複数のファクタリング会社に同時申込しても問題ありませんか?
A: 問題ありません。
複数のファクタリング会社に同時に申し込むこと(相見積もり)は、業界では一般的なことです。むしろ、条件を比較するためにも複数社への申し込みは推奨されています。ただし、注意点が一つあります。同じ売掛債権を複数の会社に「譲渡」することは「二重譲渡」となり、違法行為に該当します。相見積もりを取った上で、最終的に契約するのは1社だけにしてください。
Q8. 審査落ちした理由は教えてもらえますか?
A: 会社によります。
審査落ちの詳細な理由を教えてくれるかどうかは、ファクタリング会社によって対応が異なります。明確な理由を教えてくれる会社もあれば、「総合的な判断により」とだけ回答する会社もあります。
理由が分からないと対策が立てられないため、「改善のために教えていただけませんか」と丁寧にお願いしてみることをおすすめします。ある程度のヒントが得られれば、次の申請に活かすことができます。
まとめ:ファクタリング審査に落ちても諦めないでください
ファクタリング審査に落ちてしまうと、「もうどこも通らないのではないか」と不安になる方も多いと思います。しかし、審査に落ちた原因を正しく理解し、適切な対策を取れば、再申請で通過できる可能性は十分にあります。
今日中に資金調達したい方へ
- オンライン完結型の会社(ビートレーディング、OLTA、QuQuMo)に申し込む
- 別の売掛債権で再申請を検討する
- 複数社に同時に申し込んで相見積もりを取る
手数料を抑えたい方へ
- 3社間ファクタリングも検討してみる
- 複数社の条件を比較する
- 支払期日の短い売掛債権を選ぶ
確実に審査を通過するための3つのポイント
- 信用力の高い売掛先の債権を選ぶ
上場企業、大手企業、官公庁などへの売掛金を優先的に申請しましょう。 - 必要書類を完璧に揃える
書類の不備は審査落ちの大きな原因です。申込前に再度確認してください。 - 複数のファクタリング会社に申し込む
審査基準は会社によって異なります。一社で落ちても、他社では通る可能性があります。
最後に、「審査なし」を謳う業者には絶対に手を出さないでください。正規のファクタリング会社で審査がないところは存在しません。悪徳業者に引っかかると、資金繰りの問題が解決するどころか、さらに深刻なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
ファクタリングは、正しく利用すれば資金繰り改善に大きく役立つサービスです。
この記事を参考に、自社に合ったファクタリング会社を見つけて、資金調達を成功させてください。