100%通るファクタリングはある?審査で確認される条件
審査に100%通ると確認できるファクタリング会社はありません。必要書類が少ないサービスでも審査はあり、売掛先、請求内容、入金実績などを確認します。「必ず通る」と断言する業者を探すより、落ちる原因を減らし、契約が実質的な貸付になっていないかを確かめるほうが安全です。
自社の売掛債権に合う会社を比較したい方は、FundBridgeで各社の条件と口コミを確認できます。
| 先に知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 100%通る会社はあるか | 確認できません。書類が少ないサービスでも審査は行われます |
| 主に何を見られるか | 売掛先の支払能力、請求の実在性、入金履歴、二重譲渡の疑いなどです |
| 準備するもの | 請求書、入出金が分かる口座明細、本人・法人確認書類などです |
| 避けるべき契約 | 買戻し義務がある、利用者が回収を続ける、説明なく高額な負担を求める契約です |
| 申込前にすること | 必要書類、手数料総額、償還請求権、債権譲渡登記の扱いを書面で確認します |
審査に不安がある方へ
メンターキャピタルなら請求書の買取可否をスピード診断
親身な相談対応で相談しやすく、他社利用中や他社で断られた方も大歓迎です。まずは請求書の買取診断で、資金繰りの選択肢を確認できます。
100%の審査通過を約束する会社は確認できない
ファクタリングは、申込者ではなく売掛債権を買い取る取引です。それでも、債権が実在し、期日に回収できる見込みがあるかを確かめる審査は省けません。たとえばPMGは審査で請求書と入金が分かる通帳を確認すると案内し、QuQuMoも請求書と通帳を提出したうえで審査する流れを示しています。
では、「審査通過率が高い」という表示は100%通ることを意味するのでしょうか? 意味しません。集計期間、申込者の範囲、否決前の離脱を含むかが分からなければ、自社の通過確率には置き換えられないためです。審査なし、誰でも可、確実といった言葉だけで申込先を決めないでください。
審査で確認されるのは売掛債権の回収可能性
審査の中心は、売掛先から予定どおり入金される可能性です。PAYTODAYは請求書、直近6か月以上の入出金明細、前年度の決算書などを必要書類として案内しています。必要書類の違いはあっても、少なくとも次の観点は準備しておくと審査側が事実を確認しやすくなります。
| 確認される観点 | 準備する事実 | 注意点 |
|---|---|---|
| 売掛先 | 法人名、取引期間、支払期日 | 新規取引や個人宛て債権は取扱条件が異なる場合があります |
| 請求の実在性 | 契約書、発注書、納品書、請求書 | 金額や日付の不一致を残さないことが重要です |
| 入金実績 | 過去の入金が分かる口座明細 | 請求書だけでは継続取引を確認できない場合があります |
| 支払遅延 | 遅延の有無と理由 | すでに回収困難な債権は買取対象外になり得ます |
| 二重譲渡 | 他社への申込・譲渡状況 | 同じ債権を複数社へ譲渡してはいけません |
2社間ファクタリングでは、売掛先だけでなく申込者側の信用状況も無関係ではありません。PMGも2社間取引では利用会社の信用力も審査すると説明しています。税金の滞納や赤字だけで即否決と決めつけず、質問された事実を隠さずに説明することが大切です。
必要書類は少なさより整合性で考える
書類が2点だけで申込めるサービスはありますが、「2点で申込可能」と「追加確認が一切ない」は同じではありません。OLTAはオンライン申込で用意する書類を案内しつつ、審査状況に応じた確認を行っています。申込を急ぐときほど、次の順でそろえてください。
- 請求書の宛名、金額、支払期日を原契約と照合する
- 同じ売掛先からの過去入金を口座明細で示せるようにする
- 契約書、発注書、納品書をすぐ追加提出できるようにする
- 本人確認書類と法人情報の表記を一致させる
- 他社へ譲渡済みの債権を候補から外す
通帳の画像を加工したり、架空の請求書を作ったりすれば、審査を有利にするどころか重大な問題になります。書類が不足している場合は、代替資料を使えるか申込前に確認してください。
「通りやすさ」より契約が貸付に近くないかを確認する
審査に通ることだけを優先すると、契約条件の確認が後回しになりがちです。金融庁はファクタリングを装った違法な貸付に注意するよう案内し、買戻し義務がある、利用者が売掛金を回収して業者へ支払うといった取引について、経済的な実態を見る必要があると示しています。
申込画面に「債権売買」と書かれていれば安全なのでしょうか? 名称だけでは判断できません。次のいずれかがある場合は、その場で契約せず、条項と費用の説明を持ち帰って確認します。
- 売掛先が払わないときに利用者が全額を買い戻す義務がある
- 手数料以外の費用を含む受取額が契約前に確定しない
- 売掛金の回収を利用者が続け、定期的に業者へ送金する仕組みになっている
- 契約書の控えを渡さない、または空欄のある書面へ署名を求める
- 給与を買い取るという名目で個人へ現金を渡す
給与ファクタリングについては、金融庁が貸金業に該当するとの考え方と注意点を公表しています。事業者向け売掛債権の取引と混同しないでください。
申込前は5項目を同じ順番で比べる
候補会社ごとに説明の順番が違うと、手数料の安さだけが目立ちます。以下の5項目を同じ表に転記すると、通過後に困る条件を見落としにくくなります。
ただし、表が埋まっても「必ず通る」という保証にはなりません。条件を比べる目的は、通過後に負う費用と責任まで選べる状態にすることです。
| 確認項目 | 契約前に得る回答 |
|---|---|
| 対象債権 | 売掛先の属性、金額、支払期日の範囲 |
| 必要書類 | 初回提出と追加提出を分けた一覧 |
| 入金額 | 額面、手数料、諸費用、実際の受取額 |
| 未回収時 | 償還請求権や買戻し義務の有無 |
| 登記・通知 | 債権譲渡登記、売掛先通知、同意の要否 |
債権譲渡登記の制度自体は、法務省の債権譲渡登記制度の案内で確認できます。登記が必要かどうかは契約方式と会社によって異なるため、「登記なし」という広告だけで判断せず、留保条件や追加費用も質問しましょう。
100%通るファクタリングの質問と回答
赤字や税金滞納があっても通りますか?
赤字や税金滞納だけで一律に決まるとは限りませんが、通過を保証することもできません。売掛先の支払能力、請求の実在性、入金実績に加え、2社間取引では申込者側の状況を確認する会社もあります。滞納や差押えの状況を隠さず、対象債権を回収できる根拠と必要書類をそろえて個別に確認してください。
必要書類が2点だけなら審査なしですか?
いいえ。QuQuMoも請求書と通帳を使った審査を案内しており、2点は「審査なし」という意味ではありません。内容から確認できない点があれば、契約書、発注書、納品書、決算書などの追加提出を求められる場合があります。提出点数より、何を審査するかを確認しましょう。
複数社へ同時に申し込んでもよいですか?
条件比較のために見積もりを取ることと、同じ債権を複数社へ譲渡することは別です。契約前の比較では、各社へ他社申込の有無を正確に伝え、契約した債権を別会社へ重ねて譲渡しないでください。どの時点で申込みが契約になるか、キャンセル条件も書面で確認しておくと混乱を防げます。
「審査通過率98%」ならほぼ確実ですか?
確実とはいえません。通過率は集計期間、対象とした申込者、申込完了の定義、同一利用者の扱いで数値が変わります。算定条件が公開されていなければ、自社が通る確率へそのまま置き換えられません。数値よりも、対象債権、必要書類、費用、未回収時の責任を確認してください。
通過保証ではなく、説明できる債権と契約条件で選ぶ
審査結果を外部から100%にすることはできません。できるのは、売掛債権の実在性と回収見込みを資料で示し、通過後の契約条件まで比較することです。
- 審査の中心は、売掛先の支払能力と債権の実在性です
- 買戻し義務がある取引は、実質的な貸付と評価されるおそれがあります
- 請求書、入金履歴、原契約の金額と日付を一致させる
- 手数料総額、受取額、償還請求権、登記・通知を契約前に確認する
否決理由を整理してから次の候補を探したい方は、ファクタリング審査に落ちた理由と再申込の対策も確認してください。
旧記事の監修履歴
本記事へ統合した旧記事「100パーセント通るファクタリングはある?審査激甘のおすすめ会社10選と通過率を上げる5つのコツ【2026年最新】」は、2026年4月21日の原文について山本聡一郎税理士に監修いただきました。その後の統合、加筆、最新情報への更新はFundBridge編集部が行っており、監修者による再確認を受けたものではありません。
この記事の監修者
統合前記事の監修者|山本聡一郎税理士事務所 代表税理士
監修者 山本聡一郎|税理士
山本聡一郎税理士事務所代表税理士。MBA(経営学修士)の知識を生かし、名古屋市中区錦で創業支援に特化した税理士事務所を運営。クラウド会計freeeを活用した支援に加え、資金調達や補助金申請の支援にも取り組む。
※各コンテンツページは、FundBridge編集部が運営・記事制作を行っています。コンテンツページの詳細は、コンテンツ制作ポリシーをご覧ください。