個人事業主向け「審査なし」ファクタリングってある?安全に即日資金調達できる会社10選
この記事の監修者
FundBridge ファクタリングスペシャリスト
監修者 FundBridge編集部
「審査なしでファクタリングを利用したい」
「銀行融資は審査が厳しくて無理だった」
「今日中に資金が必要なのに…」
このようなお悩みを抱えている個人事業主・フリーランスの方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、「審査なし」のファクタリングは存在しません。
しかし、ご安心ください。「審査が甘い」「書類が少ない」「個人事業主でも通りやすい」ファクタリング会社は確実に存在します。
本記事では、キャッシュフローに困っている個人事業主の方が、安心かつお得に資金調達できるよう、以下の情報を詳しく解説していきます。
この記事で分かること
- 「審査なし」ファクタリングが存在しない理由と審査の実態
- 個人事業主でも審査に通りやすいファクタリング会社10選
- 審査通過率を上げる具体的な方法
- 悪徳業者の見分け方と安全に利用するための注意点
【結論】個人事業主向け「審査なし」ファクタリングは存在しない|その理由と審査の実態
「審査なしでファクタリングを利用したい」と考える個人事業主の方は少なくありませんが、結論として、審査なしで利用できるファクタリングサービスは存在しません。これはファクタリングの仕組み上、避けられないことなのです。
ただし、「審査なし」は存在しなくても、「審査が甘い」「審査に通りやすい」ファクタリング会社は確実に存在します。まずは、なぜファクタリングに審査が必要なのかを理解していただき、その上で個人事業主でも安心して利用できるファクタリング会社をご紹介していきます。
ファクタリングで審査が必要な3つの理由
ファクタリングは、個人事業主やフリーランスが保有する売掛金(請求書)をファクタリング会社に売却し、支払期日前に現金化するサービスです。金融庁では、ファクタリングを「事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス」と定義しており、法的には債権の売買(債権譲渡)契約に該当します。
このファクタリングにおいて審査が必要な理由は、主に以下の3つです。
1. 売掛金の実在性と信憑性を確認するため
ファクタリング会社は、売掛金を買い取った後に売掛先から代金を回収することになります。そのため、売掛金が本当に存在するのか、請求書に偽りがないかを確認する必要があります。架空の請求書を買い取ってしまえば、ファクタリング会社は大きな損失を被ることになるため、売掛金の実在性を確認する審査は必須となっています。
2. 売掛先の信用力を評価して手数料を決定するため
ファクタリングの手数料は、売掛先の信用力によって大きく変動します。売掛先が大手企業や官公庁であれば支払いが滞る可能性は低いため手数料は低くなり、逆に経営状態が不安定な企業であれば手数料は高くなる傾向があります。審査なしでは、この手数料の適正な設定ができないのです。
3. 詐欺や二重譲渡などの不正を防止するため
ファクタリング業界では、同じ売掛金を複数の会社に売却する「二重譲渡」や、存在しない売掛金を売却する「架空債権詐欺」といった不正行為が問題となっています。審査を行うことで、こうした不正行為を未然に防ぎ、健全な取引を維持することができます。
このように、ファクタリングにおける審査は、ファクタリング会社が自社を守るためだけでなく、利用者を含めた取引全体の安全性を確保するために必要不可欠なプロセスなのです。
個人事業主のファクタリング審査で見られるポイント
個人事業主がファクタリングを利用する際、審査ではどのようなポイントが見られるのでしょうか。中小企業庁の資料によると、ファクタリングは中小企業や個人事業主の資金繰り改善に有効な手段として位置づけられていますが、審査のポイントを理解しておくことで、スムーズな資金調達が可能になります。
審査で最も重視されるのは「売掛先の信用力」
ファクタリングの審査において最も重視されるのは、利用者自身の信用力ではなく、売掛先(取引先)の信用力です。これがファクタリングの大きな特徴であり、銀行融資との決定的な違いでもあります。
銀行融資では借り手の信用情報や財務状況が厳しく審査されますが、ファクタリングでは売掛先がきちんと代金を支払ってくれるかどうかが最も重要な判断基準となります。そのため、個人事業主自身が赤字決算であったり、税金を滞納していたりしても、売掛先の信用力が高ければ審査に通過できる可能性があります。
個人事業主の審査で見られる主なポイント
具体的には、以下のポイントが審査の対象となります。
- 売掛先の企業規模・業績・信用度
- 売掛金の金額と支払期日までの期間
- 請求書や契約書の内容(取引の実在性)
- 過去の取引実績(継続的な取引があるか)
- 利用者の事業実態(確定申告書、入出金履歴など)
特に売掛先が大手企業や上場企業、官公庁などであれば、審査に通過しやすい傾向があります。一方、売掛先が設立間もない企業や個人の場合は、審査が厳しくなる可能性があります。
「審査なし」を謳う業者に要注意!悪徳業者の手口とは
「審査なし」「誰でも通る」「ブラックOK」といった甘い言葉でファクタリングを勧誘する業者には、十分な注意が必要です。金融庁や消費者庁では、ファクタリングを装った違法な貸付けを行うヤミ金融業者の存在について注意喚起を行っています。
偽装ファクタリング(ヤミ金)の手口
偽装ファクタリングとは、形式上はファクタリング契約を装いながら、実質的には違法な高金利の貸付けを行う手口です。以下のような特徴がある業者は、偽装ファクタリングの可能性が高いため、利用を避けてください。
- 償還請求権ありの契約:売掛先が支払わない場合に利用者が買い戻しを求められる契約は、実質的な貸付けに該当する可能性があります。正規のファクタリングでは、売掛金が回収できなかった場合のリスクはファクタリング会社が負担します(ノンリコース契約)。
- 手数料が異常に高い:手数料が30%を超えるような高額な設定は、偽装ファクタリングの可能性があります。一般的なファクタリングの手数料相場は、2社間で8〜18%、3社間で2〜9%程度です。
- 契約前に費用を請求:正規のファクタリング会社は、契約前に保証金や手付金を要求することはありません。契約前の費用請求は詐欺の可能性があります。
給与ファクタリングは違法
特に注意が必要なのが「給与ファクタリング」です。金融庁は、給与債権を買い取って金銭を交付し、個人を通じて資金を回収する行為は「貸金業」に該当すると明確に判断しています。貸金業登録を受けていない業者がこれを行うことは違法であり、年率換算で数百〜千数百%にもなる法外な手数料を請求されたり、悪質な取り立ての被害を受けたりする危険性があります。
個人事業主の方は、事業用の売掛金を対象とした正規のファクタリングサービスを利用し、「給与ファクタリング」には絶対に手を出さないようにしてください。
個人事業主でも審査が甘い・通りやすいファクタリング会社10選【2026年最新比較表】
「審査なし」のファクタリングは存在しませんが、審査が甘い・通りやすいファクタリング会社は確実に存在します。ここでは、個人事業主・フリーランスでも利用しやすく、審査通過率が高いと評判のファクタリング会社を10社厳選してご紹介します。
個人事業主向けファクタリング会社比較表
| 会社名 | 審査通過率 | 入金スピード | 手数料 | 買取可能額 | 必要書類 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ペイトナーファクタリング | 非公開 | 最短10分 | 一律10% | 1万円〜 | 2点 | フリーランス特化 |
| ラボル | 非公開 | 最短60分 | 一律10% | 1万円〜上限なし | 3点 | 土日祝対応 |
| QuQuMo | 非公開 | 最短2時間 | 1%〜 | 上限なし | 2点 | オンライン完結 |
| ビートレーディング | 非公開 | 最短2時間 | 2%〜 | 下限上限なし | 2点 | 累計取引7.1万社 |
| FREENANCE | 非公開 | 最短即日 | 3%〜10% | 1万円〜 | 最少1点 | フリーランス総合 |
| 日本中小企業金融サポート機構 | 非公開 | 最短40分 | 1.5%〜 | 下限上限なし | 2点 | 一般社団法人運営 |
| アクセルファクター | 93%以上 | 最短2時間 | 0.5%〜 | 30万円〜 | 3点 | 高審査通過率 |
| ベストファクター | 92.25% | 最短即日 | 2%〜 | 30万円〜 | 3点 | 平均手数料12% |
| PAYTODAY | 非公開 | 最短即日 | 1%〜9.5% | 10万円〜上限なし | 3点 | AI審査 |
| みんなのファクタリング | 非公開 | 最短60分 | 非公開 | 10万円〜 | 3点 | 土日祝対応 |
それでは、各ファクタリング会社の特徴を詳しく見ていきましょう。
ペイトナーファクタリング(最短10分入金・フリーランス特化)
ペイトナーファクタリングは、フリーランスや個人事業主に特化したファクタリングサービスです。最大の特徴は、業界最速クラスの「最短10分」での入金スピード。請求書をアップロードするだけで、すぐに資金化できる手軽さが魅力です。
手数料は一律10%と明確で、「手数料がいくらになるか分からない」という不安がありません。買取可能額は1万円からと少額にも対応しているため、フリーランスや副業をしている個人事業主でも気軽に利用できます。
必要書類は本人確認書類と請求書の2点のみと非常にシンプル。スマホからの申請も可能で、公式サイトでは申請体験シミュレーションも用意されているため、初めてファクタリングを利用する方でも安心して手続きを進められます。
こんな個人事業主におすすめ
- 今すぐ(10分〜30分以内に)資金が必要な方
- 少額(1万円〜)から利用したい方
- 手数料を事前に把握しておきたい方
ラボル(土日祝対応・1万円から利用可能)
ラボルは、フリーランス・個人事業主向けに特化したファクタリングサービスで、独立直後の方や取引実績が乏しい売掛先の売掛金でも積極的に買い取りを行っているのが特徴です。
最大の強みは、土日祝日でも審査・振込に対応していること。平日は本業で忙しい個人事業主でも、休日に手続きを進めて資金調達できるのは大きなメリットです。
手数料は一律10%、買取可能額は1万円から上限なしと幅広く対応しています。24時間365日、いつでもオンラインで申請可能なため、急な資金需要にも柔軟に対応できます。
他社で審査に落ちた方でも利用できる可能性があるため、審査に不安がある個人事業主にもおすすめのサービスです。
こんな個人事業主におすすめ
- 土日祝でも資金調達したい方
- 開業したばかりで取引実績が少ない方
- 他社で審査に落ちた経験がある方
QuQuMo(最短2時間・オンライン完結・手数料業界最安級)
QuQuMo(ククモ)は、申込から入金まで最短2時間、手数料1%〜と業界最安級の水準を誇るオンライン完結型ファクタリングサービスです。
法人・個人事業主のどちらにも対応しており、必要書類は請求書と通帳の2点のみ。対面での審査がないため、全国どこからでも気軽に利用できます。買取金額に上限・下限が設定されていないため、高額の利用を検討している方から少額利用の個人事業主まで幅広く対応可能です。
2社間ファクタリングを採用しているため、売掛先にファクタリングの利用を知られることなく資金調達ができるのも大きなメリット。取引先との関係を気にする個人事業主にとって、安心して利用できるサービスといえるでしょう。
こんな個人事業主におすすめ
- 手数料を最優先で抑えたい方
- オンラインで完結させたい方
- 売掛先にバレずに利用したい方
ビートレーディング(必要書類2点のみ・個人事業主歓迎)
ビートレーディングは、2025年3月時点で累計取引者数7.1万社以上、累計買取金額1,550億円を誇るファクタリング業界のパイオニア的存在です。
必要書類は口座の入出金明細(直近2か月分)と売掛金に関する書類(請求書、契約書など)の2点のみと非常にシンプル。買取可能額に下限・上限を設けておらず、かつオンラインで契約が完結できるため、売掛金の大小に関わらず全国どこからでも申し込みが可能です。
個人事業主やフリーランスの方にも積極的に対応しており、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの両方に対応しているため、状況に応じて最適な契約方式を選択できます。資金繰りに関する無料相談も常時受け付けているため、ファクタリングが初めての方でも安心して相談できます。
こんな個人事業主におすすめ
- 実績豊富な会社で安心して利用したい方
- 書類準備の手間を最小限にしたい方
- 相談しながら進めたい方
FREENANCE(フリーランス向け総合サービス)
FREENANCE(フリーナンス)は、GMOグループが運営するフリーランス・個人事業主向けの総合的なお金のサポートサービスです。ファクタリング(即日払い)だけでなく、あんしん補償や収納代行など、フリーランスの「お金の悩み」をワンストップで解決できるのが特徴です。
ファクタリングの手数料は3%〜10%で、利用回数に応じて手数料が低減される仕組みになっています。繰り返し利用する方ほどお得になるため、継続的に資金調達が必要な個人事業主に適しています。
必要書類が最少1点から対応可能な場合もあり、審査もスピーディー。フリーランス向けに設計されているため、個人事業主の実情に即したサービス内容となっています。
こんな個人事業主におすすめ
- フリーランス向けの総合サービスを利用したい方
- 継続的にファクタリングを利用する予定の方
- GMOグループの安心感を求める方
日本中小企業金融サポート機構(一般社団法人運営・高審査通過率)
日本中小企業金融サポート機構は、関東財務局長及び関東経済産業局長から「経営革新等支援機関」に認定された非営利の一般社団法人です。営利目的ではない団体が運営しているため、利用者本位のサービス提供が期待できます。
手数料は1.5%〜と低水準で、2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの両方に対応。売掛金の上限・下限を設定していないため、個人事業主やフリーランスの方でも幅広く利用可能です。
また、同機構が運営するオンライン完結型ファクタリングサービス「FACTOR⁺U(ファクトル)」を利用すれば、申し込みから審査、契約、入金まですべてWeb上で完結。審査結果は最短10分、入金まで最短40分というスピード対応が可能です。
こんな個人事業主におすすめ
- 非営利団体の安心感を求める方
- 手数料を抑えたい方
- 経営革新等支援機関のサポートを受けたい方
アクセルファクター(審査通過率93%・老舗の安心感)
アクセルファクターは、審査通過率93%以上という高い数値を公表している、個人事業主からの信頼も厚い老舗ファクタリング会社です。
手数料は0.5%〜と業界内でも最安級の水準を誇り、最短2時間で入金まで完了するスピード対応が魅力。赤字決算や税金滞納がある場合でも審査に通過できる可能性があるため、審査に不安がある個人事業主にもおすすめです。
年間10,000件を超える相談件数に対応した実績があり、初めてファクタリングを利用する方や他社から乗り換えを検討している方でも安心して相談できる体制が整っています。
こんな個人事業主におすすめ
- 審査通過率の高さを重視する方
- 赤字決算や税金滞納があり審査に不安がある方
- 手数料を最優先で抑えたい方
ベストファクター(審査通過率92%超・オンライン完結)
ベストファクターは、審査通過率92.25%を公表している、個人事業主向けにも積極的にサービスを展開しているファクタリング会社です。
手数料は2%〜で、平均的な手数料は約12%前後と公式サイトで公表されており、手数料の透明性が高いのが特徴。買取可能額は30万円からで、小口の売掛債権にも対応しています。
オンラインのクラウドサインサービスに対応しているため、契約手続きもスムーズ。法人・個人事業主のどちらにも対応しており、社歴・事業歴も問われません。公式サイトでは簡易診断シミュレーターが掲載されており、手軽に30秒で手数料を確認できるのも便利です。
こんな個人事業主におすすめ
- 手数料の目安を事前に知りたい方
- オンラインで契約を完結させたい方
- 開業間もない方
PAYTODAY(AI審査でスピード対応・10万円から)
PAYTODAYは、AI審査を導入することでスピーディーな対応を実現しているファクタリング会社です。10万円〜上限なしの幅広い売掛金の買い取りに対応しており、手数料は1%〜9.5%と明確に設定されています。
メールやお問い合わせフォームからの問い合わせは24時間受け付けしているため、日中は仕事で忙しい個人事業主でも気軽にファクタリングの相談ができます。AI審査のため必要な書類を不備なく揃えれば、スムーズに審査が進行します。
オンライン完結で全国対応しているため、地方在住の個人事業主でも問題なく利用可能です。
こんな個人事業主におすすめ
- AI審査でスピーディーに進めたい方
- 24時間いつでも相談したい方
- 地方在住の方
みんなのファクタリング(土日祝対応・最短60分)
みんなのファクタリングは、土日祝日でも最短60分で利用可能な、個人事業主にも優しいファクタリングサービスです。
必要な書類がわずか3点のみで、書類の用意に手間取ることなく手続きを進めやすいのが特徴。土日祝でも申込・審査に対応しているため、平日は本業で忙しい個人事業主でも休日を利用して資金調達が可能です。
少額(10万円〜)からの利用にも対応しているため、小規模な資金需要にも柔軟に対応してくれます。
こんな個人事業主におすすめ
- 土日祝に資金調達したい方
- 書類準備の手間を最小限にしたい方
- 少額から利用したい方
【状況別】個人事業主におすすめのファクタリング会社の選び方
ファクタリング会社は数多く存在しますが、すべての個人事業主に同じ会社がおすすめというわけではありません。ご自身の状況やニーズに応じて、最適な会社を選ぶことが大切です。ここでは、状況別におすすめのファクタリング会社の選び方を解説していきます。
今日中に資金調達したい方 → 2社間ファクタリング+オンライン完結型
「今日中にどうしても資金が必要」という緊急性の高いケースでは、2社間ファクタリングかつオンライン完結型のサービスを選ぶのがポイントです。
経済産業省の資料によると、ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。
2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2者間で契約を締結する方式です。売掛先への通知や承諾が不要なため、手続きがスピーディーに進み、最短即日での入金が可能です。売掛先にファクタリングの利用を知られたくない場合にも適しています。
一方、3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者間で契約を締結する方式です。売掛先の承諾が必要となるため、手続きに時間がかかりますが、手数料は2社間よりも低く設定される傾向があります。
今日中に資金が必要な場合は、以下の会社がおすすめです。
- ペイトナーファクタリング:最短10分入金
- QuQuMo:最短2時間入金
- 日本中小企業金融サポート機構(FACTOR⁺U):最短40分入金
- ラボル:最短60分入金
また、午前中に申し込みを完了させることで、即日入金の可能性が高まります。午後になると、ファクタリング会社の審査や銀行の振込処理の関係で、翌営業日の入金になってしまうケースもあるため、早めの行動を心がけましょう。
少額(10万円以下)から利用したい方 → 下限額が低い会社
個人事業主やフリーランスの場合、1回の取引金額が小さく、売掛金が数万円〜数十万円程度というケースも少なくありません。このような少額の売掛金をファクタリングしたい場合は、買取下限額が低い会社を選ぶ必要があります。
ファクタリング会社によっては、「30万円以上」「50万円以上」など、買取の下限額を設けているところもあります。少額の売掛金を持つ個人事業主は、以下のように下限額が低い会社を選びましょう。
- ペイトナーファクタリング:1万円〜
- ラボル:1万円〜
- FREENANCE:1万円〜
- PAYTODAY:10万円〜
- みんなのファクタリング:10万円〜
特にペイトナーファクタリングとラボルは1万円から利用可能なため、副業収入や小規模な取引でも気軽にファクタリングを活用できます。
手数料を最優先したい方 → 複数社で相見積もりを
ファクタリングの手数料は会社によって大きく異なり、同じ売掛金でも手数料率が5%以上変わることも珍しくありません。手数料を最優先したい個人事業主は、必ず複数社で相見積もりを取ることをおすすめします。
日本商工会議所でも、中小企業や個人事業主が資金調達する際には、複数の選択肢を比較検討することの重要性が指摘されています。
相見積もりを取る際のポイントは以下の通りです。
- 最低でも2〜3社に見積もりを依頼する:手数料の比較ができるだけでなく、万が一1社で審査に落ちても、他社で通過する可能性があります。
- 「下限手数料」だけでなく「実際の手数料」を確認する:「手数料1%〜」と記載があっても、実際に適用される手数料は審査結果によって決まります。見積もり段階で実際の手数料を確認しましょう。
- 手数料以外の費用も確認する:振込手数料や事務手数料が別途かかる場合もあるため、総額でいくらになるかを確認することが大切です。
手数料が低い傾向にあるファクタリング会社としては、以下が挙げられます。
- アクセルファクター:0.5%〜
- QuQuMo:1%〜
- 日本中小企業金融サポート機構:1.5%〜
- PAYTODAY:1%〜9.5%
- ベストファクター:2%〜(平均約12%)
土日祝でも対応してほしい方 → 24時間対応の会社
個人事業主の中には、平日は本業で忙しく、ファクタリングの手続きをする時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。そのような方には、土日祝でも対応可能な会社を選ぶことをおすすめします。
土日祝に審査・振込対応している主なファクタリング会社は以下の通りです。
- ラボル:土日祝も審査・振込対応(24時間365日申請可能)
- みんなのファクタリング:土日祝も申込・審査対応
ただし、土日祝の振込については、銀行の振込処理の関係で翌営業日になる場合もあります。事前に対応状況を確認しておくと安心です。
また、多くのオンライン完結型ファクタリング会社では、申請自体は24時間いつでも可能です。休日のうちに申請を完了させておけば、翌営業日の朝一番で審査が開始され、スムーズに入金を受けられる可能性が高まります。
個人事業主がファクタリングの審査通過率を上げる5つのポイント
ファクタリングには審査がありますが、いくつかのポイントを押さえることで、審査通過率を大幅に上げることができます。ここでは、個人事業主がファクタリングの審査に通りやすくなるための5つのポイントをご紹介します。
信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶ
ファクタリングの審査で最も重視されるのは売掛先の信用力です。帝国データバンクや東京商工リサーチなどの信用調査会社のデータによると、売掛先の経営状態や支払い能力が審査結果に大きく影響します。
以下のような売掛先の売掛金は、審査に通過しやすい傾向があります。
- 大手企業・上場企業:経営が安定しており、支払いが滞る可能性が低い
- 官公庁・自治体:公的機関のため、支払いの確実性が非常に高い
- 大手企業のグループ会社:親会社の信用力が反映される
- 継続的に取引がある企業:取引実績があり、入金の確実性が証明されている
逆に、以下のような売掛先の売掛金は、審査が厳しくなる可能性があります。
- 設立間もない企業:経営の安定性が未知数
- 個人への売掛金:支払い能力の確認が難しい
- 過去に支払いが遅延した企業:支払いリスクが高いと判断される
複数の売掛金がある場合は、信用力の高い売掛先の売掛金を優先的にファクタリングに出すことで、審査通過率を上げることができます。
支払期日が近い売掛金を優先する
売掛金の支払期日までの期間も、審査に影響する重要な要素です。民法上、売掛金は支払期日が到来するまで回収できないため、ファクタリング会社は支払期日までの期間中のリスクを負うことになります。
支払期日が近い売掛金(1〜2か月以内)は、回収までの期間が短いため、リスクが低いと判断されやすく、審査に通過しやすい傾向があります。また、手数料も低く設定される可能性が高いです。
一方、支払期日が遠い売掛金(3か月以上先)は、その間に売掛先の経営状態が悪化するリスクがあるため、審査が厳しくなったり、手数料が高く設定されたりする傾向があります。
可能であれば、支払期日が1〜2か月以内の売掛金を優先してファクタリングに出すことをおすすめします。
必要書類を事前に完璧に準備する
ファクタリングの審査をスムーズに進めるためには、必要書類を事前に完璧に準備しておくことが重要です。書類に不備があると審査が遅れたり、最悪の場合は審査に落ちてしまったりする可能性があります。
国税庁の確定申告書や事業の入出金履歴など、事業実態を証明する書類は特に重要です。個人事業主がファクタリングを利用する際に一般的に必要となる書類は以下の通りです。
基本的な必要書類
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 売掛金の証明書類(請求書、契約書、発注書など)
- 入出金履歴がわかる通帳のコピー(直近2〜3か月分)
- 確定申告書(事業実態の証明として)
書類準備のポイント
- 請求書は発行日、支払期日、金額、取引内容が明確に記載されていること
- 通帳は売掛先からの過去の入金履歴が確認できるものを用意
- 確定申告書は直近のものを準備
書類を事前に準備しておくことで、申込から審査完了、入金までの時間を大幅に短縮できます。
午前中に申し込みを完了させる
即日入金を希望する場合は、午前中に申し込みを完了させることが重要です。
多くのファクタリング会社では、午前中に申し込みが完了し、午後の早い時間帯に契約が締結されれば、その日のうちに振込処理を行うことが可能です。しかし、午後遅くに申し込みをすると、審査や契約手続きが翌日に持ち越され、入金が翌営業日以降になってしまうケースがあります。
また、銀行の振込処理にも締め時間があり、一般的に15時以降の振込依頼は翌営業日の処理となります。確実に即日入金を受けたい場合は、以下のスケジュールを目安にしてください。
- 9時〜10時:申し込み・書類提出完了
- 10時〜12時:審査
- 12時〜14時:契約締結
- 14時〜15時:振込処理・入金
早めに行動することで、即日入金の可能性が大幅に高まります。
複数社に同時申し込み(相見積もり)をする
前述の「手数料を最優先したい方」の項目でも触れましたが、複数社に同時申し込み(相見積もり)をすることは、審査通過率を上げるためにも有効な方法です。
ファクタリング会社によって審査基準は異なるため、A社では審査に落ちても、B社では審査に通過するというケースは珍しくありません。複数社に申し込むことで、少なくとも1社は審査に通過できる可能性が高まります。
相見積もりのメリットは以下の通りです。
- 審査通過の確率が上がる:審査基準が異なるため、どこかで通過できる可能性が高い
- 手数料を比較できる:最も条件の良い会社を選べる
- 交渉材料になる:他社の見積もりを提示することで、手数料の引き下げ交渉ができる場合も
ただし、同じ売掛金を複数の会社に譲渡する「二重譲渡」は詐欺行為となるため、絶対に行わないでください。相見積もりを取った上で、最終的に1社を選んで契約するようにしましょう。
個人事業主がファクタリングを利用する際の必要書類
ファクタリングを利用する際には、いくつかの書類を準備する必要があります。ここでは、個人事業主がファクタリングを利用する際に一般的に必要となる書類について詳しく解説します。
本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
法務省の本人確認に関するガイドラインに基づき、ファクタリング会社は契約者の本人確認を行います。個人事業主の場合、以下のいずれかの本人確認書類が必要となります。
使用可能な本人確認書類の例
- 運転免許証
- マイナンバーカード(表面のみ、裏面は不要な場合が多い)
- パスポート
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
- 在留カード(外国籍の方)
本人確認書類は、有効期限内であること、顔写真が鮮明であることが求められます。スマートフォンで撮影してアップロードする場合は、四隅がしっかり写るように撮影し、文字が読み取れる画質であることを確認してください。
売掛債権の証明書類(請求書・契約書・発注書)
ファクタリングの対象となる売掛金が実在することを証明するために、売掛債権の証明書類が必要です。一般的には以下の書類が求められます。
主な証明書類
- 請求書:売掛先に発行した請求書のコピー。発行日、支払期日、金額、取引内容が明記されていること
- 契約書:売掛先との業務委託契約書や取引基本契約書など
- 発注書・注文書:売掛先から受領した発注書や注文書
- 納品書:商品やサービスを納品した証明となる書類
特に重要なのは請求書です。請求書には以下の情報が含まれている必要があります。
- 発行者(利用者)の氏名・住所・連絡先
- 売掛先の会社名・住所
- 請求金額
- 請求日(発行日)
- 支払期日
- 取引内容(商品名やサービス内容)
- 振込先口座情報
請求書のフォーマットに決まりはありませんが、上記の情報が漏れなく記載されていることで、スムーズに審査が進みます。
入金確認用の通帳・取引履歴
売掛先との取引実績を証明するために、入出金履歴がわかる通帳のコピーまたはインターネットバンキングの取引履歴が必要となります。
国税庁の記帳指導においても、事業用口座の入出金管理の重要性が指摘されていますが、ファクタリングの審査においても同様に重要な書類となります。
通帳で確認されるポイント
- 売掛先からの過去の入金履歴(継続的な取引があることの証明)
- 入金の頻度・金額の安定性
- 事業としての入出金の実態
一般的には直近2〜3か月分の入出金履歴が求められます。ネット銀行を利用している場合は、取引履歴のPDFやスクリーンショットでも対応可能なケースが多いです。
事業用口座とプライベート用口座を分けていない場合は、事業に関係する入出金が分かるように、該当箇所にマーカーを引くなどの対応を求められることもあります。
確定申告書・事業実態を証明する書類
個人事業主が事業を営んでいることを証明するために、確定申告書や開業届などの書類が必要となる場合があります。
主な証明書類
- 確定申告書(直近1〜2期分)
- 開業届のコピー
- 事業概況説明書
- 青色申告決算書(青色申告の場合)
ファクタリング会社によっては、確定申告書が不要な場合もあります。特に、書類の少なさを売りにしているオンライン完結型のサービス(QuQuMo、ビートレーディングなど)では、請求書と通帳の2点のみで審査が可能なケースもあります。
ただし、開業したばかりで確定申告の実績がない場合や、事業実態の確認が必要な場合は、追加で書類を求められることがあります。その場合は、開業届のコピーや事業に関連する契約書類などを準備しておくと良いでしょう。
【要注意】悪徳ファクタリング業者の見分け方チェックリスト
ファクタリング業界には、残念ながら悪質な業者も存在します。悪徳業者に騙されないために、以下のチェックリストを参考に、安全な業者を選ぶようにしてください。
「審査なし」「必ず通る」を強調する業者
前述の通り、ファクタリングには必ず審査が必要です。「審査なし」「誰でも通る」「ブラックOK」などを強調する業者は、偽装ファクタリング(実質的なヤミ金融)の可能性が高いため、利用を避けてください。
金融庁は、「ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されている」と注意喚起を行っています。
危険なキーワードの例
- 「審査なしで即日入金」
- 「誰でも100%通ります」
- 「ブラックでもOK」
- 「他社で断られた方も歓迎」(これ自体は問題ないが、他の要素と組み合わせて注意)
正規のファクタリング会社でも審査通過率が90%以上のところはありますが、「100%通る」「審査なし」と断言する業者は信用できません。
償還請求権ありの契約(実質的な貸付)
償還請求権あり(リコース契約)のファクタリングには注意が必要です。償還請求権とは、売掛先が売掛金を支払わなかった場合に、利用者がその金額をファクタリング会社に支払う義務のことです。
金融庁は、償還請求権ありの契約について、「経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがある」と指摘しています。
正規のファクタリングでは、売掛金が回収できなかった場合のリスクはファクタリング会社が負担するノンリコース契約(償還請求権なし)が一般的です。契約書に「買戻し条項」や「償還請求権」に関する記載がある場合は、契約前に内容を十分に確認してください。
チェックポイント
- 契約書に「買戻し」「償還請求」の記載がないか
- 売掛先が支払わない場合のリスク負担は誰になるか
- 分割払いを提案してこないか(分割払いは実質的な貸付けの可能性)
手数料が30%を超える高額請求
ファクタリングの手数料相場は、2社間ファクタリングで8〜18%程度、3社間ファクタリングで2〜9%程度です。手数料が30%を超えるような高額請求は、偽装ファクタリングの可能性があります。
金融庁は、「高額な手数料や大幅な割引率による契約を締結した場合、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性がある」と警告しています。
手数料が高すぎる場合のリスク
- 資金繰りがかえって悪化する
- 繰り返し利用することで、経営が立ち行かなくなる
- 実質的な金利に換算すると、出資法違反の高金利に相当する可能性
見積もりの段階で手数料が異常に高い場合は、他社と比較した上で、利用を見送ることを検討してください。
契約前の費用請求・保証金の要求
正規のファクタリング会社では、契約前に費用を請求したり、保証金を要求したりすることはありません。以下のような請求があった場合は、詐欺の可能性が高いため、すぐに取引を中止してください。
危険な請求の例
- 「審査手数料として○万円をお振り込みください」
- 「保証金を預けていただければ、より良い条件でご案内できます」
- 「契約書作成費用が必要です」
- 「登記費用を先にお支払いください」
消費者庁では、違法な金融業者による被害について注意喚起を行っており、契約前の費用請求は典型的な詐欺の手口であると警告しています。
被害に遭った場合の相談先
- 警察相談専用電話:#9110
- 金融庁金融サービス利用者相談室:0570-016811
- 消費者ホットライン:188
少しでも不審に感じたら、すぐに専門機関に相談してください。
個人事業主のファクタリング利用手順|申込から入金までの流れ
ファクタリングの利用が初めての個人事業主の方のために、申込から入金までの一般的な流れを解説します。オンライン完結型のサービスを利用すれば、すべての手続きをスマートフォンやパソコンから完了させることができます。
STEP1:ファクタリング会社を選び、申込・書類提出
まず、本記事でご紹介したファクタリング会社の中から、ご自身の状況やニーズに合った会社を選びます。複数社に相見積もりを依頼することをおすすめします。
申込方法
- 公式サイトにアクセス
- 申込フォームに必要事項を入力(会社名、連絡先、売掛金の金額・支払期日など)
- 必要書類をアップロード(本人確認書類、請求書、通帳のコピーなど)
- 申込完了
経済産業省では、中小企業や個人事業主の資金調達手段としてファクタリングの活用を推進しており、多くのファクタリング会社がオンラインで簡単に申し込めるシステムを整備しています。
申込時のポイント
- 入力内容に誤りがないか確認する
- 書類は鮮明な画像をアップロードする
- 連絡が取れる電話番号・メールアドレスを入力する
- 即日入金を希望する場合は、午前中に申込を完了させる
STEP2:審査・見積額の提示
申込が完了すると、ファクタリング会社による審査が行われます。審査では、売掛先の信用力、売掛金の金額・支払期日、利用者の事業実態などが確認されます。
審査にかかる時間
- 最短10分(ペイトナーファクタリングなど)
- 一般的には30分〜数時間
- 書類に不備がある場合は、確認作業が入るため遅れる可能性あり
中小企業庁の資料によると、ファクタリングは銀行融資と比較して審査期間が短く、スピーディーな資金調達が可能な点が特徴とされています。
審査が完了すると、買取金額や手数料などの条件が提示されます。この段階で、他社の見積もりと比較し、最も条件の良い会社を選ぶことができます。
見積もり確認時のチェックポイント
- 買取金額(売掛金からいくら受け取れるか)
- 手数料率(何%引かれるか)
- その他の費用(振込手数料、事務手数料など)
- 入金予定日
STEP3:契約・入金
条件に納得できたら、契約を締結します。オンライン完結型のサービスでは、電子契約(クラウドサイン等)で契約が完結するため、来店や郵送の手間がかかりません。
契約時の確認事項
- 償還請求権の有無(ノンリコース契約であることを確認)
- 手数料・費用の内訳
- 売掛金回収後の手続き(2社間ファクタリングの場合)
- 契約解除の条件
法務省の債権譲渡に関する規定に基づき、ファクタリング契約は債権譲渡契約として法的に有効な取引です。契約書の内容をしっかり確認した上で、署名・押印(または電子署名)を行いましょう。
契約が完了すると、指定の口座に買取代金が振り込まれます。
2社間ファクタリングの場合の注意点
2社間ファクタリングの場合、売掛先から売掛金が入金されたら、その金額をファクタリング会社に速やかに支払う必要があります。売掛先からの入金を自分のものとして使ってしまうと、詐欺や横領に該当する可能性があるため、絶対に避けてください。
よくある質問
個人事業主がファクタリングを利用する際によく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 赤字決算や税金滞納でもファクタリングは利用できる?
A. 利用できる可能性があります。
ファクタリングの審査では、利用者自身の財務状況よりも、売掛先の信用力が重視されます。そのため、利用者が赤字決算であったり、税金を滞納していたりしても、売掛先の信用力が高ければ審査に通過できる可能性があります。
経済産業省の資料でも、ファクタリングは「企業の財務状況ではなく、売掛債権の価値に基づいて資金を調達できる手段」として位置づけられています。
実際に、アクセルファクターやベストファクターなどは、赤字決算や税金滞納がある場合でも柔軟に対応すると公式サイトで明記しています。ただし、審査に通過するかどうかは個々の状況によるため、まずは相談してみることをおすすめします。
Q2. 売掛先にバレずに利用できる?(2社間ファクタリングの仕組み)
A. 2社間ファクタリングなら、売掛先に知られずに利用できます。
2社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2者間で契約を締結する方式です。売掛先への通知や承諾が不要なため、売掛先にファクタリングの利用を知られることなく資金調達が可能です。
一方、3社間ファクタリングでは売掛先の承諾が必要となるため、ファクタリングの利用が売掛先に知られることになります。「取引先との関係に影響が出るのでは」と心配される方は、2社間ファクタリングを選択してください。
なお、法務省の債権譲渡登記制度を利用した場合、登記情報は公開されますが、売掛先が積極的に調査しない限り、通常はファクタリングの利用が知られることはありません。債権譲渡登記が不要なファクタリング会社を選べば、より確実に秘密を守ることができます。
Q3. ファクタリングの手数料は経費になる?確定申告での処理方法
A. ファクタリングの手数料は経費として計上可能です。
ファクタリングの手数料は、「売上債権売却損」または「売上債権譲渡損」という勘定科目で処理するのが一般的です。国税庁の見解では、ファクタリング手数料は事業に関連する費用として、必要経費または損金に算入することができます。
仕訳例(売掛金100万円、手数料10万円の場合)
- 売掛金発生時
- 借方:売掛金 100万円 / 貸方:売上 100万円
- ファクタリング契約時
- 借方:未収入金 100万円 / 貸方:売掛金 100万円
- ファクタリング会社からの入金時
- 借方:普通預金 90万円 / 貸方:未収入金 100万円
- 借方:売上債権売却損 10万円
なお、ファクタリング手数料は消費税非課税です。これは、国税庁により金銭債権の譲渡に関する取引は非課税取引として定められているためです。
Q4. 開業したばかりの個人事業主でも利用できる?
A. 利用できる会社があります。
ファクタリングは売掛先の信用力が重視されるため、開業したばかりの個人事業主でも利用できる可能性があります。特に、ラボルやペイトナーファクタリングなどは、「独立直後の方でも利用可能」と明記しています。
ただし、確定申告の実績がない場合や、売掛先との取引実績が乏しい場合は、審査が厳しくなる可能性があります。以下の書類を準備しておくと、審査がスムーズに進みやすくなります。
- 開業届のコピー
- 売掛先との契約書・発注書
- 事業用口座の入出金履歴
- 請求書(発行済みのもの)
開業間もない時期は資金繰りが不安定になりやすいため、ファクタリングは有効な資金調達手段のひとつです。まずは、個人事業主向けのサービスを展開しているファクタリング会社に相談してみることをおすすめします。
Q5. ファクタリングと融資の違いは?
A. ファクタリングは「売買」、融資は「借入」です。
ファクタリングと融資は、どちらも資金調達の手段ですが、その仕組みは根本的に異なります。
| 項目 | ファクタリング | 融資(銀行・日本政策金融公庫など) |
|---|---|---|
| 仕組み | 売掛金の売買(債権譲渡) | お金の借入 |
| 負債計上 | 負債にならない | 負債として計上 |
| 審査基準 | 売掛先の信用力重視 | 利用者の信用力重視 |
| 信用情報 | 影響なし | 照会・登録される |
| 返済義務 | なし(売買のため) | あり(利息付きで返済) |
| スピード | 最短即日 | 数週間〜数ヶ月 |
| 担保・保証人 | 不要 | 必要な場合あり |
金融庁は、ファクタリングを「法的には債権の売買(債権譲渡)契約」と定義しています。借入ではないため、返済義務がなく、信用情報にも影響しません。
ファクタリングは、銀行融資の審査が厳しい個人事業主や、急いで資金調達したい方、負債を増やしたくない方に適した資金調達手段といえます。
まとめ:個人事業主が安全にファクタリングで資金調達する方法
本記事では、「個人事業主 ファクタリング 審査なし」というキーワードで検索される方に向けて、ファクタリングの真実と安全に資金調達する方法を詳しく解説してきました。
結論:「審査なし」ファクタリングは存在しないが、「審査が甘い」会社は存在する
ファクタリングには必ず審査がありますが、審査通過率90%以上の会社も存在し、赤字決算や税金滞納があっても利用できる可能性があります。重要なのは、「審査なし」という甘い言葉に惑わされず、安全な会社を選ぶことです。
今日中に資金調達したい方におすすめの会社
- ペイトナーファクタリング:最短10分入金、手数料一律10%
- QuQuMo:最短2時間入金、手数料1%〜
- 日本中小企業金融サポート機構(FACTOR⁺U):最短40分入金、手数料1.5%〜
→ 午前中に申し込みを完了させることで、即日入金の可能性が高まります。
手数料重視の方におすすめの方法
- 複数社(最低2〜3社)に相見積もりを取る
- 「下限手数料」だけでなく「実際の手数料」を確認
- 手数料が低い傾向の会社:アクセルファクター(0.5%〜)、QuQuMo(1%〜)、日本中小企業金融サポート機構(1.5%〜)
確実に資金調達するための3つのポイント
- 信用力の高い売掛先の売掛金を選ぶ
- 大手企業・上場企業・官公庁などの売掛金は審査に通りやすい
- 必要書類を事前に準備して午前中に申し込む
- 書類の不備は審査遅延の原因に
- 即日入金を希望する場合は午前中がベスト
- 「審査なし」を謳う業者には絶対に手を出さない
- 偽装ファクタリング(ヤミ金)の可能性が高い
- 高額な手数料、償還請求権あり、契約前の費用請求は危険サイン
ファクタリングは、銀行融資が難しい個人事業主やフリーランスにとって、非常に有効な資金調達手段です。本記事でご紹介した情報を参考に、安全かつお得にファクタリングを活用して、キャッシュフローの改善に役立てていただければ幸いです。
資金繰りにお困りの方は、まずは本記事でご紹介したファクタリング会社に相談してみてください。多くの会社が無料で相談・見積もりを受け付けていますので、まずは気軽に問い合わせてみることをおすすめします。