セントラルメディエンスペイメンツの利用条件を解説
「自院はセントラルメディエンスペイメンツを利用できるのか。診療報酬の何か月分まで買い取ってもらえ、実際はいくら振り込まれるのか」。
セントラルメディエンスペイメンツは、病院・クリニック・歯科医院が保有する診療報酬債権を対象とした資金化サービスです。一般企業の請求書を幅広く扱うファクタリングとは、利用者と対象債権が異なります。
公式条件では、買取額は保険請求額の最大半年分、掛け目は90%程度、手数料は3%からです。資金調達は最短3営業日と案内されていますが、初回は審査に時間がかかる場合があります。
| 最初に知りたいこと | 公式情報から分かる答え |
|---|---|
| 利用できる事業者 | 病院・クリニック・歯科医院 |
| 対象債権 | 診療報酬債権 |
| 買取可能額 | 保険請求額の最大半年分 |
| 掛け目 | 90%程度 |
| 手数料 | 3%から。適用条件により異なる |
| 資金調達まで | 最短3営業日。初回は審査に時間を要する場合あり |
審査に不安がある方へ
メンターキャピタルなら請求書の買取可否をスピード診断
親身な相談対応で相談しやすく、他社利用中や他社で断られた方も大歓迎です。まずは請求書の買取診断で、資金繰りの選択肢を確認できます。
診療報酬の入金を待たずに資金化するサービス
セントラルメディエンスペイメンツは、医療機関が支払基金や国民健康保険団体連合会へ請求した診療報酬債権を買い取り、通常の支払日より前に資金化するサービスです。運営会社の株式会社Central Medienceは、2024年9月10日に提供を開始しました。
診療報酬は、診療を行った日に現金で全額を受け取る売上ではありません。患者の自己負担分を除く保険診療分は、レセプトを提出し、審査を経て支払われます。サービス開始時の公式発表は、診療から入金まで通常2か月程度かかると説明しています。
支払基金と国保連には、それぞれ請求と支払の日程があります。社会保険診療報酬支払基金の医療機関向け案内と東京都国民健康保険団体連合会の請求・支払日程でも、審査支払の流れを確認できます。
資金化によって、医薬品や医療材料の仕入れ、給与、設備更新など、診療報酬の支払日より先に必要になる資金へ充てられます。ただし、融資ではなく債権の売買であり、保有する診療報酬債権の内容を基に審査されます。
利用できるのは病院・クリニック・歯科医院
利用対象は、病院・クリニック・歯科医院です。医療法人だけに限定する記載はなく、公式サイトは施設の種別で対象を示しています。
一方、対象債権は診療報酬債権です。医療機器の販売会社、介護事業者、一般企業が保有する請求書や、患者への自費診療の未収金を広く買い取るサービスとしては案内されていません。

| 確認項目 | 公表されている条件 | 申込前の確認 |
|---|---|---|
| 施設 | 病院・クリニック・歯科医院 | 自院の開設主体が対象になるか |
| 債権 | 診療報酬債権 | 支払基金・国保連への請求分のどこまでが対象か |
| 金額 | 保険請求額の最大半年分 | 直近の請求額と希望調達額が合うか |
| 地域 | 公式ページに地域限定の記載なし | 対応地域と契約方法を問い合わせる |
対象に該当しても、希望額がそのまま買い取られるとは限りません。請求実績、返戻や査定の状況、債権譲渡の有無などを基に個別審査が行われます。利用可否と買取可能額は、セントラルメディエンスペイメンツ公式サイトへ自院の状況を伝えたうえで確定します。
買取額は最大半年分、掛け目は90%程度
公式条件では、買取可能額は保険請求額の最大半年分、掛け目は90%程度です。
掛け目とは、債権額のうち先に買取対象とする割合です。たとえば診療報酬債権が1,000万円で掛け目90%なら、一次的な買取対象額は900万円になります。残る100万円が直ちに失われるわけではなく、公式サイトは支払基金からの入金後に残額を支払うと説明しています。
ただし、実際の金額は審査結果と契約条件によって変わります。最大半年分と90%程度は上限・目安であり、すべての医療機関に同じ条件が適用される保証ではありません。
手数料3%の計算基準を見積書で確認する
手数料は3%からで、適用条件により異なります。ここで確認したいのは、料率だけでなく「何に対して3%を掛けるか」です。
診療報酬債権1,000万円、掛け目90%、手数料3%という条件を仮定します。
| 手数料の計算基準 | 手数料の単純計算 | 手数料差引後の一次受取額 |
|---|---|---|
| 買取対象額900万円 | 27万円 | 873万円 |
| 債権額1,000万円 | 30万円 | 870万円 |
この3万円の差は、計算基準だけで生じます。実際の見積書では、債権額、掛け目、買取対象額、手数料の計算基準、一次振込額、残額の支払条件を同じ表で確認します。
これは仕組みを理解するための試算であり、本サービスが上記のどちらの計算基準を必ず採用するという意味ではありません。公式の料金案内は開始料率までを示しているため、個別見積もりで計算式を確定させる必要があります。

資金調達は最短3営業日、初回は余裕を持って申し込む
公式サイトは、資金調達まで最短3営業日と案内しています。問い合わせ、書類提出、審査、契約が滞りなく進んだ場合の最短値であり、申込日から必ず3営業日で着金するという保証ではありません。
初回利用では、医療機関と診療報酬債権の確認が必要です。公式の申込手順にも、初めての場合は審査に時間がかかる旨が記載されています。
入金希望日から逆算するときは、次の時間も見込みます。
- 担当者からの連絡とヒアリング
- 申込書と必要書類の準備
- 初回審査と追加確認
- 見積条件の確認
- 契約手続き
- 銀行の着金反映
給与支払日や仕入代金の決済日が迫っている場合は、最短日数だけを前提にしません。希望日と必要額を最初の問い合わせで伝え、いつまでに何を提出すれば間に合う可能性があるかを確認します。
必要書類の詳細は公式サイトで一律公開されていない
公式の申込手順は、「お申込書や必要書類をご提出」と案内しています。必要書類の具体的な名称、対象期間、原本か写しかといった詳細は、同ページで一律に公開されていません。
そのため、「書類はこの3点だけ」といった他社向けの一般情報を、そのまま本サービスの確定条件として使わないことが重要です。担当者へ次の点を確認すると、再提出を減らしやすくなります。
- 初回申込みで必要な書類の正式名称
- 診療報酬の請求実績を示す資料の対象月
- 支払基金分と国保連分の提出範囲
- 法人・個人開設で異なる本人確認資料
- データ提出か紙提出か、利用できるファイル形式
- 返戻や査定がある場合の追加資料
書類を推測して集めるより、公式窓口から一覧を受け取り、対象期間と形式までそろえる方が確実です。自院に適用される最新の提出条件は、公式の問い合わせ窓口で確認します。
申込みから入金までは5段階
公式サイトが示す申込みから資金化までの流れは、次の5段階です。
- 公式サイトから問い合わせる
- 担当者の連絡を受け、希望額や利用目的を伝える
- 申込書と案内された必要書類を提出する
- 初回審査を受け、買取条件を確認する
- 契約を締結し、指定口座への入金を受ける
問い合わせ時には、施設種別、月間の診療報酬請求額、希望調達額、希望日を伝えられるようにしておきます。見積もりが提示されたら、手数料率だけで判断せず、一次振込額と残額が支払われる時期まで確認します。
継続利用を考える場合は、毎回必要になる書類、申込締切、入金までの標準日数も聞いておくと資金繰り表へ反映しやすくなります。
契約前に確認したい6つの条件
診療報酬債権は支払元が明確でも、契約条件を読まずに利用してよいわけではありません。契約前に少なくとも次の6点を書面で確認します。
- 手数料率と計算基準
- 掛け目と一次振込額
- 支払基金・国保連から入金された後の残額精算
- 債権譲渡通知や入金口座変更の手続き
- 返戻・査定・請求減額が生じた場合の扱い
- 買戻し義務、違約金、途中解約の条件
金融庁は、債権譲渡契約の形式でも、利用者へ買戻し義務や自己資金による支払いを求める実態がある場合、貸付けに該当するおそれがあると注意喚起しています。契約名ではなく、金融庁のファクタリング注意喚起が示す取引の実態で判断します。
診療報酬は返戻や査定によって請求額と支払額が一致しない場合があります。差額が発生したときに誰がどの範囲を負担し、いつ精算するのかは、自院の資金繰りへ直接影響します。
運営会社は株式会社Central Medience
このサービスの運営会社は株式会社Central Medienceです。医療経営コンサルティングや医療ファイナンスなど、医療機関向けの事業を展開しています。
| 項目 | 公式会社概要の掲載情報 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Central Medience |
| 設立 | 2018年5月18日 |
| 資本金 | 1億7,318万4,000円(資本準備金含む) |
| 代表取締役 | 中川隆太郎 |
| 所在地 | 東京都港区港南2-12-32 SOUTH PORT品川 8階 |
| 電話番号 | 03-5544-9120 |
会社情報は、Central Medience公式会社概要で確認できます。2026年に本社所在地が変更されているため、古い住所を掲載したページではなく、現在の会社概要を基準にしています。
運営会社の業種や規模だけで、個別契約の安全性までは決まりません。申込前には、見積書と契約書の会社名、所在地、連絡先が公式会社概要と一致するかを照合します。
セントラルメディエンスペイメンツの利用条件に関するよくある質問
個人開設のクリニックでも利用できますか?
公式サイトは対象を病院・クリニック・歯科医院とし、医療法人だけに限定する記載はありません。ただし、個人開設を含む具体的な申込資格は個別確認が必要です。施設形態と開設主体を伝え、公式窓口で対象可否を確定します。
一般企業の請求書も買い取ってもらえますか?
公式に示されている対象債権は診療報酬債権です。一般企業の売掛金や、医療機関以外が保有する請求書を幅広く扱うサービスとしては案内されていません。今回資金化したい債権の種類が診療報酬に該当するかを先に確認します。
手数料は必ず3%ですか?
3%は開始料率です。公式サイトも、適用条件により手数料が異なると説明しています。実際の判断には、自院へ提示された料率、計算基準、掛け目、最終振込額が必要です。
必ず3営業日で入金されますか?
最短3営業日は、個別案件の着金日を保証する表示ではありません。初回は審査に時間がかかる場合があり、書類の不足や追加確認でも日数が延びます。希望日を伝え、契約と振込までの予定を担当者へ確認します。
残りの10%はいつ支払われますか?
公式サイトは、支払基金からの入金後に残額を支払うと説明しています。ただし、実際の掛け目、精算日、返戻・査定があった場合の計算は契約条件によります。残額の支払予定日と差額調整の方法を書面で確認します。
対象債権と見積条件が合うかで利用を決める
本サービスは、病院・クリニック・歯科医院の診療報酬債権に対象を絞っています。保険請求額の最大半年分、掛け目90%程度、手数料3%から、最短3営業日という公表条件を、自院の希望額と資金需要へ当てはめて判断します。
- 対象は病院・クリニック・歯科医院が保有する診療報酬債権
- 買取可能額は保険請求額の最大半年分
- 掛け目は90%程度で、残額は支払基金からの入金後に精算
- 手数料は3%からで、計算基準と最終振込額の確認が必要
- 最短3営業日は保証値ではなく、初回審査には余裕が必要
- 必要書類の詳細は一律公開されていないため、公式窓口で確認する
サービスの評判や運営会社の信頼性を詳しく確認したい場合は、セントラルメディエンスペイメンツの評判・手数料・信頼性の解説へ進めます。利用者の投稿は、セントラルメディエンスペイメンツの口コミ一覧に分けて掲載しています。
この記事の監修者
FundBridge ファクタリングスペシャリスト
監修者 FundBridge編集部
※各コンテンツページは、FundBridge編集部が運営・記事制作を行っています。コンテンツページの詳細は、コンテンツ制作ポリシーをご覧ください。